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セリエA 5年前

久保建英と同世代…イタリアで活躍する10代選手、能力値&市場価格ランキング・トップ5【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位

ハメド・ジュニオール・トラオレ
エンポリに所属するハメド・ジュニオール・トラオレの能力値や昨季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

2位:ハメド・ジュニオール・トラオレ(サッスオーロ/U-20コートジボワール代表)
生年月日:2000年2月16日(19歳)
市場価格:1400万ユーロ(約16億8000万円)
ポジション:MF
昨季リーグ戦成績:32試合出場/2得点2アシスト(エンポリ)

 コートジボワール生まれのハメド・ジュニオール・トラオレは幼少期に家族でイタリアに移住している。その後、アマチュアクラブでプレーしてプロクラブからの注目を集めると、2015年にエンポリへ移籍。以降しばらくは同クラブの下部組織で成長を果たしていった。

 2016/17シーズンにプリマヴェーラBで25試合出場7得点8アシストという成績を収めたトラオレは、翌2017/18シーズンにエンポリのトップチームデビュー。リーグ終盤戦はコンスタントに出場機会を得ており、クラブのセリエA昇格に大きく貢献している。

 自身にとってのセリエA初挑戦となった昨季は、完全に主力へ定着。リーグ戦では32試合の出場で2得点2アシストの成績を収めるなどトップレベルでもその実力を証明し、クラブは降格の憂き目に遭ったが、トラオレはイタリア国内で高い評価を得るようになったのだ。

 トラオレは身長184cmの体躯を誇るが、非常に足下の技術が高い選手である。左右両足を器用に使いこなして相手のプレスを回避し、隙があると見れば果敢に前線へ飛び出す。ゴール前では正確無比なラストパスを通して味方の得点を演出することができるなど、持っているセンスはピカイチだ。

 そんな同選手は昨年1月にフィオレンティーナへ移籍するはずだったのだが、メディカルチェックを終えることが困難となりエンポリに残留。しかし今夏、サッスオーロが同選手の加入を発表している。新天地ではさっそくレギュラーとして活躍しており、リーグ戦と国内カップ戦合わせてさっそく2得点をマーク。サッスオーロの新たな顔になりつつある。

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