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初ゴールを喜ぶ鈴木優磨。欧州の激しい守備に「日本と全く違う」と驚き

text by 編集部 photo by Getty Images

鈴木優磨
シント=トロイデンの鈴木優磨【写真:Getty Images】

 ベルギー1部リーグ第8節のシャルルロワ対シント=トロイデン(STVV)戦が現地時間21日に行われ、STVVがアウェイで3-0の勝利を収めた。STVVのFW鈴木優磨は初先発で移籍後初ゴールを記録している。

 鹿島アントラーズから夏にSTVVへ移籍し、これまで2試合に交代出場していた鈴木。MF森岡亮太も先発したシャルルロワとの試合に先発で起用されると、前半34分にエリア内への浮き球パスを絶妙なトラップで収め、GKやDFと交錯しながらもボールをネットに押し込んで先制点を挙げた。

 ベルギーメディア『Truineer.be』は試合後の鈴木のコメントを伝えている。「もちろんゴールは嬉しく思っています。ベルギーリーグで初ゴールですしね。僕らしいゴールを決められました。うまくボールを受けて素早く反応できたので、GKとDFたちの意表を突くことができたようです」と初得点を喜んだ。

 後半には鈴木のヘディングシュートが相手選手の腕に当たり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定で獲得したPKからジョルダン・ボタカが追加点を奪った。「僕はストライカーですので、自分で蹴りたいという思いはありました」と鈴木は認めつつ、「チームの利益が最優先だということも分かっていました。ボタカがしっかり決めてくれました」とコメントしている。

 相手ディフェンスから受けた激しい守備については、「シャルルロワのやり方には驚きました。すぐに強烈なキックを食らわされて、その後も厳しいプレーが続きました」と鈴木。「日本とは全く違いますね。すごく難しくてタフなリーグです。ここでの1試合は日本での2試合か3試合に相当します」と、欧州での戦いが大きな経験に繋がると感じられることを強調した。

【了】

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