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前田大然、PK奪取&今季2点目で高評価「高速で、恐れ知らずで、危険」

text by 編集部 photo by Getty Images

前田大然
ポルトガル1部のマリティモで前田大然が躍動中【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部リーグ第6節の月曜開催ゲームが現地23日に行われ、マリティモはブラガと2-2のドローを演じた。

 マリティモに所属する東京五輪世代の日本代表FW前田大然は右サイドで先発起用され、4試合連続となるフル出場を果たした。そして32分には自ら獲得したPKを決め、今季2ゴール目を記録している。

 自慢のスピードを武器にブラガの守備陣を苦しめて先制ゴールを生んだ活躍に、ポルトガルメディアは軒並み高評価を与えている。『ア・ボラ』紙は採点で前田に「6」をつけ、寸評では「彼はパブロ・サントスにペナルティエリア内でファウルを受けた後、敵対心を表に出した。そして素晴らしい質のPKで最初のゴールを決めた。高速で、恐れ知らずで、危険」と思い切りの良いプレーを絶賛した。

 同じように『オ・ジョーゴ 』紙も前田の採点は「6」で、寸評では「素早くカウンターアタックからPKを獲得」と貪欲にゴールに向かっていく姿勢と結果を高く評価している。

 また『レコード』紙は前田に「3」をつけて、寸評では『ア・ボラ』紙と同様、抜群のスピードが相手の脅威になっていたことを指摘している(同紙は5点満点)。

「(左サイドバックの)ヌーノ・シケイラと(センターバックの)パブロ・サントスを混乱させる直線のスピードは、(VARによって前田の)潔白に変わったPKをもらうに値するものだった」

 マリティモは下位で苦しむ強豪ブラガに2度追いつかれて勝ち点1の獲得にとどまった。しかし、前田は目に見える結果とともにプレーで存在感を発揮し、マリティモの右サイドで定位置を確固たるものにしつつある。欧州初挑戦の若武者の今後の活躍にも注目だ。

【了】

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