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イタリア代表、65年ぶりに“緑”のユニフォームでプレー。その意味とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

イタリア代表
イタリア代表【写真:Getty Images】

 EURO2020予選J組のイタリア代表対ギリシャ代表戦が現地時間12日に行われ、ホームのイタリアが2-0で勝利を収めた。この試合で、イタリア代表は非常に珍しい「緑色」のユニフォームを着用してプレーしていた。

 イタリア代表は伝統的に青いユニフォームを着用してプレーすることが広く知られている。チームの愛称も「青」を意味する「アッズーリ」であり、イタリアといえば青というイメージは世界中で定着している。

 だが今回は、見慣れない緑のユニフォームを身に着けての試合となった。イタリアサッカー連盟(FIGC)によれば、過去に同国代表チームが緑のユニフォームを使用したのは1954年12月に行われたアルゼンチン代表との親善試合が唯一の例だという。実に65年ぶりの珍しい光景となった。

 今月7日に緑のユニフォーム使用が発表された際の説明によると、今回のデザインは「リナシメント」(イタリア語でルネッサンスの意)をテーマとし、イタリア代表に台頭してきた新世代の若い選手たちによる「新生」を表しているとのこと。緑は若さをイメージさせる色であり、ユース年代の代表チームのユニフォームカラーとしてはこれまでも使用されていたという。

 ロシアワールドカップでまさかの予選敗退に終わったイタリア代表は、まさに今生まれ変わることを必要としていた。ギリシャ戦の勝利により7戦7勝で“史上最速”でのEURO予選突破を確定させ、復活への大きな一歩を踏み出すことに成功している。

【了】

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