北朝鮮対韓国、サッカー中継拒否&無観客試合も制裁なし? その理由は…

2019年10月17日(Thu)7時20分配信

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北朝鮮代表対韓国代表
北朝鮮代表対韓国代表【写真:Getty Images】

 カタールワールドカップ・アジア2次予選グループリーグH組第3節、北朝鮮代表対韓国代表の試合が15日に金日成スタジアムで開催され、0-0の引き分けに終わった。サッカー中継なし&無観客試合という異様な光景の中で試合が開催されたが、北朝鮮に対する制裁はないかもしれない。16日に韓国紙『中央日報』が報じている。

 国際サッカー連盟(FIFA)主催の国際Aマッチとしては異例のサッカー生中継なし。韓国代表のファンやテレビ関係者、取材陣はスタジアムに入場することが許されず、選手たちは韓国から中国を経由して北朝鮮入りしている。それだけでなく、当初は北朝鮮の大応援団が5万人収容のスタジアムを埋め尽くすと考えられていたが、どちらのチームのファンもいない無観客試合となっていた。

 一見すると、制裁に該当するような事案だ。だが、同紙によると大韓サッカー協会の関係者が「(無観客試合は)AFCと事前に調整された事項ではない。ホームゲームのチケット販売は、主催国のサッカー協会が権利を持っており、AFCが問題にすることはできない」と発言しており、問題提起できない可能性があるという。

 また、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長はFIFA公式サイトを通じて「このような歴史的な試合でスタジアムが一杯になるのを楽しみにしていたが、スタンドにファンがいなかったことに失望した。我々もこれに驚いたし、サッカー生放送に関連するいくつかの問題と外国人ジャーナリストのビザとアクセスの問題についても驚いている」としながらも「我々は主催国の協会にこれらの問題に対する質問を投げかけた。サッカーが韓国・北朝鮮や世界中の他の国々にプラスの影響を与えることができるようにプッシュし続ける」との発言にとどまり、制裁を下す可能性については明言を避けた。

 なお、インファンティーノ会長も今回の試合に出席しており、数少ない観覧者の一人となった。FIFA公式サイトでは、インファンティーノ会長がリ・リョンナム副首相や朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会の役員と会談した後、平壌国際サッカー学校を訪問したことが紹介されている。

 韓国紙『ハンギョレ』が伝えた情報によれば、ワールドカップのアジア1次予選、アジア2次予選に関しては放映権は主催国にあるという。そのため、主催国である北朝鮮がサッカー生中継を拒否したことはルール違反に当たらないようだ。アジア最終予選に関してはAFCに権利が属しているため、今回と同じような問題は発生しないだろう。

 現地時間9月5日に金日成スタジアムで開催されたレバノン代表戦もサッカー生中継はなかった模様で、来年行われるスリランカ代表戦やトルクメニスタン代表戦に関しても、北朝鮮で行われる試合に関してはサッカー生中継はないかもしれない。

【了】

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