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バロンドール前年受賞者の候補落選は初。レアルの苦境がノミネートに反映

text by 編集部 photo by Getty Images

ルカ・モドリッチ
昨年のバロンドールを受賞したルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】

『フランス・フットボール』誌の主催する2019年バロンドールの候補選手30人が21日に発表された。昨年の受賞者であるレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは候補入りを逃している。

 2018年のモドリッチはマドリーのチャンピオンズリーグ(CL)優勝やクロアチア代表のロシアワールドカップ準優勝に大きく貢献。リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが10年間にわたって2人で独占し続けていたバロンドールを受賞する快挙を成し遂げた。

 だが21日に発表された今年の候補30人には含まれず。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによれば、ノミネーション制度が開始されて以来、前年のバロンドール受賞者が候補から外れるというのは初の事態となった。

 バロンドール候補の顔ぶれは、モドリッチも含めたマドリーの苦しい1年間を反映している。30人の中に含まれたマドリー所属選手は昨年の8人から大幅に減少し、FWカリム・ベンゼマとMFエデン・アザールの2人のみ。しかもアザールは事実上、昨季まで在籍していたチェルシーでの活躍によるノミネートだと言える。

 CLでは3連覇を含めて5年間で4回優勝、8年連続4強進出という他クラブの追随を許さない成績を残していたマドリーだが、昨季は9年ぶりにベスト16で敗退。シーズン中に2度の監督交代を行った末にリーガエスパニョーラでも3位に終わっていた。

【了】

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