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広州恒大カンナバーロ監督「中国と日本の差は開いている」。ACLでレッズに敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

ファビオ・カンナバーロ
広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2ndレグが23日に開催され、浦和レッズが中国の広州恒大を下して決勝進出を果たした。広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督の試合後のコメントをアジアサッカー連盟(AFC)公式ウェブサイトが伝えている。

 ホームでの1stレグに2-0の快勝を収めていた浦和は、敵地中国でもエースFW興梠慎三が決勝点を奪い1-0の勝利。2試合合計3-0で2大会ぶりの決勝へと進んだ。

 中国スーパーリーグ(CL)で7連覇を達成し、2013年と2015年にACL優勝を飾るなどアジアを代表する強豪クラブの座に登りつめた広州恒大だが、その後は4年連続で決勝進出を逃した。また、これまで決勝トーナメントで日本勢と対戦した際には7回連続で勝ち抜いていたが、初めて日本のチームにより敗退に追い込まれる結果となった。

「以前には日本と中国のチームの間にこれほどの開きはなかったと思う。だが過去20年間で差は大きくなった」とカンナバーロ監督。「日本は選手の育成に投資を行ってきた。そのやり方でリードを得ている」と両国の差を指摘した。

「過去の中国のチームは日本のチームと同じくらい良かった。恒大には中国最高の選手たちがいたからだ。だが今のチーム、今の選手は彼らほど強くはない」と戦力低下を嘆き、「日本の選手たちはより集中して戦っている。彼らから学ぶべきところがある」と話している。

 中国の強豪を打ち破った浦和は、決勝でサウジアラビアのアル・ヒラルと対戦。勝利すれば2017年の浦和、昨年の鹿島アントラーズに続いて日本勢3連覇であり、2002年のACL開始以来初の快挙となる。

【了】

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