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食野亮太郎、リーグ杯決勝進出ならず。強豪レンジャーズに抑えられ低評価

text by 編集部 photo by Getty Images

食野亮太郎
ハーツの食野亮太郎【写真:Getty Images】

 スコティッシュ・リーグカップ準決勝のレンジャーズ対ハーツ戦が現地時間3日に行われ、3-0の勝利を収めたレンジャーズが決勝進出を果たした。ハーツのU-22日本代表FW食野亮太郎は先発でフル出場している。

 リーグ戦で12チーム中11位と苦しい戦いが続き、先月31日にはクレイグ・レヴェイン監督を解任したハーツ。オースティン・マクフィー暫定監督が指揮を執り、カップ戦決勝進出を懸けて強豪レンジャーズとの一戦に臨んだが、前半アディショナルタイムにスウェーデン代表DFフィリップ・ヘランデルに先制点を許し、後半にもコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスに2点を加えられて敗戦に終わった。

 先週末のリーグ戦で交代出場だった食野は先発に復帰したが、ゴールを生み出すことはできず。スコットランド現地メディアではそのパフォーマンスに対して厳しい評価を下している。

『エジンバラ・ライブ』では食野にチーム最低タイの採点「4」をつけ、「試合に絡めず完全に存在感がなかった」と寸評。『デイリー・レコード』では採点「5」とし、「危険な男が戻ってきたが、前線と左サイドの2つのポジションの間に囚われてしまった様子で効果的ではなかった」と評した。

『スコティッシュ・サン』でも採点「4」と低評価。「立ち上がりは元気よく意欲的に見えたが、ハーツはなかなか彼にボールを渡せず、彼はほとんどの時間を影を追いかけることに費やしていた」と述べ、有効なプレーはできなかったとしている。

 9年ぶりとなるリーグカップ決勝進出を果たしたレンジャーズは、決勝で宿敵セルティックと対戦。スティーブン・ジェラード監督にとっては指導者としての初タイトルに挑戦する試合となる。

【了】

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