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ロナウジーニョ氏の技ありFK弾を見よ!バルサをCL決勝Tに導く先制弾

text by 編集部 photo by Getty Images

ロナウジーニョ
ロナウジーニョ【写真:Getty Images】

 2018年に現役を引退したロナウジーニョ氏。パリ・サンジェルマン(PSG)やバルセロナ、ミランなどで活躍をし、ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)など数々のタイトル獲得に貢献してきた。個人としても、南米年間最優秀選手賞やバロンドールなどの輝かしい賞を受賞した。

 そんなロナウジーニョ氏は今から13年前の2006年12月5日、壁の下を通す技ありFKを決めた。

 前回大会で優勝を果たしたバルセロナは、この年のCLグループリーグで苦戦。同組のチェルシーに一度も勝てず、グループリーグ敗退の危機に立たされていた。第5節までグループ3位のバルセロナは、最終節で同2位のブレーメンと本拠地カンプ・ノウで直接対決。試合は2-0でバルセロナが勝利し、逆転で決勝トーナメントに進出した。

 この試合の前半13分、バルセロナがペナルティエリア手前右寄りの位置でFKを得ると、ロナウジーニョ氏がボールをセット。ロナウジーニョ氏は右足でグラウンダーのシュートを放つ。このボールはジャンプした壁の下を通り、ゴール右に吸い込まれた。

 壁がジャンプするという予測とグラウンダーで狙った場所に蹴れるロナウジーニョ氏の技術を兼ね備えた技ありのゴール。相手GKも反応が遅れ、ボールに触れることができなかった。

 このゴールで先制したバルセロナは、前半18分にもグジョンセン氏が追加点を決め、2-0でブレーメンを敗った。バルセロナは決勝トーナメント1回戦でリバプールに敗れ、連覇とはならなかったが、ロナウジーニョ氏のこの技ありゴールは語り継がれることになった。

 UEFAチャンピオンズリーグの公式サイトが現地時間の11月9日に別のFKでのゴールシーンとともにこのゴールシーンの動画を投稿している。

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