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ベイル、ジダンとさらなる関係悪化へ? 代表で“レアル揶揄フラッグ”掲げ笑顔

text by 編集部 photo by Getty Images

ウェールズ
EURO予選突破を祝うウェールズ代表【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイルは、クラブでの立場がさらに苦しいものになる可能性があるかもしれない。ウェールズ代表のEURO2020予選突破決定を祝った際の行動が問題視されている。

 マドリーではコンディションの問題もあり先月5日以来試合に出場していなかったが、ウェールズ代表からの招集を受けたベイル。代表でエースとして活躍する一方で、クラブでは力を発揮できない時期が続いており、今回の代表招集中には「(クラブより)ウェールズ代表でプレーする方がよりエキサイティング」と発言したことも注目されていた。

 そのベイルも出場したウェールズ代表は19日に行われたハンガリー戦に勝利を収め、2大会連続のEURO出場権を獲得することに成功した。だが試合後に予選突破を祝う中でベイルの取った行動が新たな騒動を生んでいる。

 選手たちはファンから渡されたウェールズ国旗を掲げて予選突破を祝ったが、その国旗には「ウェールズ、ゴルフ、マドリー。この順番」との言葉が入れられていた。ベイルがマドリーよりウェールズ代表を重視していること、またスペインでゴルフに熱中していることを意味しており、ファンが作成したとして試合前から話題となっていたフラッグだった。

 ベイルはこのフラッグのすぐ後ろに立ち、チームメートとともにEURO出場を喜ぶ様子を見せている。フラッグに入れられた文字を把握していたのかどうかは定かではない。

 この行動は、すでに冷え込んでいたジネディーヌ・ジダン監督との関係をさらに悪化させることになるのではないかとの見方もある。スペイン紙『アス』は、21日にマドリー合流が見込まれるベイルがチームの全体練習に参加するのか個人トレーニングを命じられるのかが注目だと伝えている。

【了】

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