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冨安健洋と鎌田大地の飛躍を喜ぶSTVV監督。「彼らを誇りに思う」

text by 編集部 photo by Getty Images

冨安健洋、鎌田大地
冨安健洋と鎌田大地【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)を率いるマルク・ブリス監督は、昨季の同クラブで活躍を見せた日本代表DF冨安健洋と同FW鎌田大地の飛躍を喜んでいる。ベルギー『フートバル・ベルギー』がインタビューを伝えた。

 冨安と鎌田は昨季STVVに在籍し、PO1(優勝プレーオフ)出場にあと一歩まで迫ったチームの好成績に貢献。冨安は不動のセンターバックとして守備を支え、鎌田はチーム最多の公式戦16ゴールを挙げるなど攻撃をけん引していた。

 その活躍により冨安は今季からイタリアのボローニャへ移籍し、セリエAでも高い評価を得ている。一方鎌田はドイツのフランクフルトに復帰し、STVVへのレンタル以前にはほとんど出場機会を得られなかったチームでレギュラーポジションを手に入れている。

「彼らの成し遂げたことを我々は誇らしく感じることができる」とブリス監督はコメント。「2人とも非常によくやっている。彼らのパフォーマンスはもちろん追い続けているよ」とSTVVから巣立った2人の活躍を喜ぶ様子を見せた。

 鎌田については「STVVに来た時から、大きな才能を秘めていることはすぐに分かった」と監督は振り返る。ベルギーに“凱旋”したヨーロッパリーグのスタンダール・リエージュ戦でのプレーについても「チームにとって重要な存在であることが分かった」と評し、「インスピレーションを発揮してチームにとって決定的になれる選手だ」と述べている。

 冨安についても「セリエAの週間ベストイレブンに何度も入っている。選手としてもクラブとしても間違いなく誇らしいことだ」とブリス監督。両者とは今でも連絡を取り合っているとして、「2人ともここで得られたチャンスを嬉しく思ってくれている」と語った。

 鎌田と冨安はともに900万ユーロ(約10億8000万円)の市場価値を持つと評価され、1年半前と比較すれば前者は7倍以上、後者は25倍以上の評価額に急上昇しているという。冨安については、STVVの立石敬之CEOによる言葉だとして「インテルやユベントスなどのクラブもすでに注目している」と伝えられている。

【了】

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