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本田圭佑、早くも絶大な存在感。指揮官は「本田中心にチーム改革」と地元紙

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
フィテッセの本田圭佑【写真:Getty Images】

 現地時間24日に行われるスパルタ戦でのデビューが期待されるフィテッセの本田圭佑は、早くもチームに大きな影響力をもたらしているようだ。地元紙『デ・ヘルダーランダー』が23日付で伝えた。

 オーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団してから所属クラブの決まらない時期が続いていた本田だが、今月6日にフィテッセ加入が決定。CSKAモスクワ時代の恩師であるレオニド・スルツキ監督が率いるチームで、VVVフェンロ在籍時以来約10年ぶりにオランダでプレーすることになった。

「全ての注目の目が本田に集まる」「本田圭佑がフィテッセに改革を引き起こす」と地元紙は新天地デビューを控える日本人選手について報道。「カイザー」や「エンペラー」などの“称号”も冠して存在感の大きさを強調している。

 本田の加入はチームの戦術にまでも大きな変革をもたらしつつあるようだ。スルツキ監督は「ニュースターの本田を中心としてフィテッセを急速に再構築」しており、「ヴォルガ・カテナチオ」と呼ばれるロシア流の守備的サッカーから、オランダ流の高いプレスを用いる攻撃サッカーへの転換を図ろうとしているという。

「彼は攻撃の武器となり、創造性をもたらしてくれる。彼がいることで複数のシステムを採用できる。クオリティーを引き上げてくれる存在がぜひとも必要だった」とスルツキ監督は本田についてコメントしている。

 スロバキア代表MFマトゥシュ・ベロも「本田の加入で僕らはもっと強くなるべきだ。チームには最後のパスが欠けている場面が多かったが、本田には黄金のキックがある」と新たなチームメートに期待。オランダ代表MFリーシェドリー・バズールも「本田がいることでチームとしてより前進できる。もっとゴールに迫ることができる」と攻撃的なスタイル変更を歓迎している。

【了】

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