前田大然が今季3ゴール目。マリティモ、後半AT7分の劇的同点ゴールでドローに持ち込む

2019年12月08日(Sun)2時01分配信

photo Getty Images
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前田大然
マリティモに所属するFW前田大然が今季3ゴール目を決めた【写真:Getty Images】

【マリティモ 2-2 サンタ・クララ リーガNOS第13節】

 ポルトガル1部リーグの第13節が現地7日に行われ、U-22日本代表FW前田大然が所属するマリティモはホームにサンタ・クララを迎えた。

 前節は王者ベンフィカに力の差を見せつけられて0-4の完敗だったマリティモ。あれから1週間経ち、ジョゼ・ゴメス監督はスタメンを数人入れ替えた。それでも前田は先発メンバーに選ばれ、4-4-2の2トップの一角でスタートからピッチに立った。

 そして見せ場は試合開始直後にやってくる。4分、左サイドバックのDFルベン・フェレイラのスルーパスに抜け出したMFマルセリーニョが、ペナルティエリア内で相手ディフェンスに倒されてPKを獲得する。

 そのキッカーを任された前田は、落ち着いてゴール右隅にシュートを決め、マリティモに貴重な先制点をもたらした。リーグ戦では第6節のブラガ戦以来7試合ぶり、今季3ゴール目となった。

 先制して試合の主導権を握ったマリティモの中で、前田の存在感は際立っていた。守備では猛スプリントをかけてのプレッシングで相手ディフェンス陣のミスを誘い、攻撃では多くの決定機に絡む。

 11分にはMFヨシップ・ヴコヴィッチの技ありヒールパスを受けて左サイドから突破を仕掛け、ペナルティエリア内まで侵入してゴール右隅を狙うも、シュートをGKの正面に飛ばしてしまう。37分には自陣深くからのカウンターの場面で味方のスルーパスに反応して中央を破った前田だったが、GKと1対1になっての左足シュートはまたも好セーブに遭って追加点とはならなかった。

 すると41分、サンタ・クララはセットプレーから試合を振り出しに戻す。MFリンコンが蹴った右コーナーキックにDFジョアン・アフォンソが打点の高いヘディングシュートで合わせた。このゴールは一度VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の助言もあって取り消されたが、主審が改めてモニターで映像を確認するオン・フィールド・レビューを行なった結果、最終的には得点として認められた。

 前半終了間際、マリティモのピンチは続く。アディショナルタイムの46分、サンタ・クララは自陣からのフリーキックにMFカルロス・ジュニオールが抜け出すと、ペナルティエリア内で飛び出してきたマリティモのGKアミル・アベドザデーと交錯する。

 このプレーでサンタ・クララにPKが与えられたものの、またもVAR登場。倒されたカルロス・ジュニオールはオフサイドと判定され、PKは取り消しに。マリティモは逆転の危機をなんとか逃れることができた。そしてスコアは動かず1-1で前半終了となった。

 拮抗した展開の後半、均衡を破ったのはサンタ・クララだった。61分、右サイドを崩して中央へクロスを入れると、マリティモ守備陣のクリアが不十分に。こぼれ球を拾ったMFウクラが強烈なシュートはGKアベドザデーに触れるも、ゴールネットに吸い込まれた。

 ビハインドを背負ったマリティモは徐々にミスが目立ち始める。66分、サンタ・クララの左サイドバックの、ザイドゥ・サヌーシにクロスを上げられ、GKとディフェンスの間に入り込んできたボールをFWチアゴ・サンタナに押し込まれた。だが、これはVARの介入によってオフサイドでノーゴール判定に。またもVARに救われた。

 とにかくまずは同点ゴールが欲しいマリティモは、終盤まで前がかりになって攻め続ける。ただ、攻撃は徐々にロングボール主体の単調なものになっていき、選手交代にともなって右サイドにポジションを移した前田にとっては強みを活かしにくい展開になってしまった。

 荒れ模様だった後半のアディショナルタイムは7分。それも終了間際となった52分、劇的なゴールが生まれる。左サイドバックのルベン・フェレイラが強烈な一撃をゴール右隅に突き刺し、土壇場で同点に。マリティモは6試合勝利なしとなったものの、最終盤に巻き返して勝ち点1をもぎ取った。

【得点者】
5分 1-0 前田大然(マリティモ)
41分 1-1 ジョアン・アフォンソ(サンタ・クララ)
61分 1-2 ウクラ(サンタ・クララ)
90+7分 2-2 ルベン・フェレイラ(マリティモ)

【了】

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