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浅野拓磨、セルビアでの半年を振り返る。「ダービーは怖いと思っていたけど…」

text by 編集部 photo by Getty Images

浅野拓磨
パルチザンの浅野拓磨【写真:Getty Images】

 セルビア1部のパルチザンに所属する日本代表FW浅野拓磨が、シーズン前半戦の自身のプレーやセルビアでの体験について振り返った。セルビアメディア『レプブリカ』がコメントを伝えている。

 パルチザンは現地時間15日に行われた試合でラドニク・スルドゥリツァと対戦し、アウェイで2-1の勝利。浅野は決勝点となるチームの2点目を挙げて勝利に貢献した。これで年内の日程は終了し、2月半ばまでのウィンターブレイクに入る。

 浅野は今季からパルチザンに加入し、デビュー戦となったヨーロッパリーグ予選の試合でさっそくの初ゴールを挙げたが、その後は約3ヶ月にわたって無得点。監督は我慢強く起用を続けていたが、メディアなどから批判の対象ともなっていた。

「その時期には、自分の望んでいるようにチームに貢献できていないという思いがありました。プレッシャーを感じていましたが、チームメートやコーチたち、ファンからのサポートが乗り越える助けになりました」と浅野は15日の試合後に語った。

 その後ようやく調子を上げてきた浅野は、直近の公式戦7試合で5得点を挙げて年内の日程を締めくくった。「監督やクラブやファンの力になれることは僕にとって大きな意味があります」と自身の好調を喜んでいる。

 非常に熱狂的な雰囲気となることで知られるレッドスターとの“ベオグラードダービー”では、決勝点に関与するプレーで勝利に貢献した。「(試合前に)ビデオを見ていると、正直少し怖いとも思えました。でも実際にピッチに立つとファンからのポジティブな熱意が感じられて、チームのために全力を尽くしたいという思いが強くなりました」と浅野はその試合を振り返った。

【了】

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