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強烈ミドルで先制弾の食野亮太郎に地元紙が単独最高点。「魔法のような瞬間」

text by 編集部 photo by Getty Images

食野亮太郎
ハーツの食野亮太郎【写真:Getty Images】

 スコティッシュ・プレミアシップ第21節のハーツ対アバディーン戦が現地時間29日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この試合で先制ゴールを挙げたハーツのU-23日本代表FW食野亮太郎は現地メディアから高い評価を受けている。

 2試合連続となる先発で出場した食野は後半立ち上がりの49分に先制ゴールを記録。味方選手の落としたボールを相手陣内で拾い、エリア手前まで持ち込んで右足での強烈なミドルをゴール右隅に突き刺した。だがその後、退場者を出したハーツは同点ゴールを許してドローに終わっている。

 地元紙『スコティッシュ・サン』では「まさに魔法のような瞬間」「素晴らしい一撃」と食野のゴールを絶賛。両チームを通して単独最高点となる採点「8」をつけている。

 ハーツは9試合連続で白星がないとはいえ、このドローで5連敗をストップ。『エジンバラ・イブニング・ニュース』は、チームが復調の兆しを見せた理由として、フレッシュな若手選手の起用に加えて「日本人の快速アタッカー食野亮太郎が調子を取り戻したこともカギになった」と分析している。

 食野はこれでハーツで公式戦18試合に出場して3ゴール目。1月に行われるAFC U-23選手権には唯一の海外組として招集を受けており、東京五輪を目指すU-23日本代表での活躍も期待される。

【了】

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