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2019年欧州ベストイレブンを選定。バルセロナから選出されたのは? 欧州王者リバプールの象徴も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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左からカソルラ、フレンキー・デ・ヨング、ベルナルド・シウバ【写真:Getty Images】

フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表/バルセロナ)
生年月日:1997年5月12日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/1得点 ※12月31日現在

 アヤックスで昨季のチャンピオンズリーグ準決勝進出の立役者となり、夏にバルセロナへ移籍した。多くの選手が独特のスタイルへの順応に苦しむクラブにおいても、すぐさま中盤に欠かせないピースとなり、重鎮イバン・ラキティッチをベンチに追いやって試合出場を重ねている。セルヒオ・ブスケッツの後継者として期待される長身の22歳は、アンカーだけでなくインサイドハーフとしても機動力を生かしてバルサのパスワークの中心を担うことができ、年齢に似つかわしくない落ち着きで相手を手玉にとる。2019年に最も飛躍を遂げた若手タレントの1人だ。

ベルナルド・シウバ(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年8月10日(25歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/5得点 ※12月31日現在

 ケビン・デ・ブルイネが負傷などで低調だった昨季、ベルナルド・シウバがその穴を補って余りあるパフォーマンスを披露しクラブの年間MVPに。これまで主戦場としていたサイドだけでなく、インサイドでも獅子奮迅の活躍で攻撃で大きな違いを作った。プレーの幅を広げ、リーグ戦7得点8アシストという数字では表しきれない攻守にわたる貢献がマンチェスター・シティのプレミアリーグ制覇を後押ししたのは間違いない。ポルトガル代表としてもUEFAネーションズリーグ初代王者に輝き、6月の4ヶ国によるファイナルで大会MVPも受賞した。

サンティ・カソルラ(スペイン代表/ビジャレアル)
生年月日:1984年12月13日(35歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/5得点 ※12月31日現在

 アキレス腱の負傷により10回以上の手術を重ねてキャリアの危機に立たされたマジシャンが、見事なカムバックを果たした。8シーズンぶりにビジャレアルへ復帰した昨季はリーグ戦35試合に出場して4ゴール10アシストを記録するなど、かつてのトップフォームを取り戻すと、今年6月にはスペイン代表にも復帰。11月のマルタ戦で4年ぶりとなる代表でのゴールも奪い、完全復活をアピールした。今季もクラブでは絶対的な主軸としてリーグ戦5得点4アシストと好調を維持しており、不屈の精神でビジャレアルをけん引している。

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