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吉田麻也、サンプドリアでは柳沢敦以来16年ぶりの日本人選手に。セリエAは12人目

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也は、イタリア・セリエAのサンプドリアにレンタル移籍することが決定した。移籍市場最終日の1月31日に発表が行われている。

 サウサンプトンで8シーズンにわたって戦ってきた吉田だが、今季は出場機会の確保に苦戦。10月のレスター・シティ戦に0-9の歴史的大敗を喫して以降はポジションを失い、移籍の可能性が伝えられている状況だった。

 当日まで具体的な噂などがなかったこともあり、イタリアの多くのメディアでは吉田のサンプドリア加入を「サプライズ」と伝えた。プレミアリーグで経験豊富な選手として、守備陣の大きな補強になると期待されている。

 サンプドリアでプレーする日本人選手はクラブ史上2人目となる。2003/04シーズンには元日本代表FWの柳沢敦氏が所属し、セリエAで15試合に出場した。

 セリエAでプレーする日本人選手は吉田で12人目。過去には柳沢氏のほか三浦知良(カズ)、中田英寿、名波浩、中村俊輔、小笠原満男、大黒将志、森本貴幸、長友佑都、本田圭佑がプレーし、現在はボローニャにDF冨安健洋が所属している。

 5月に行われるジェノアとのダービーマッチに吉田が出場すれば、日本人選手の“ジェノバダービー”出場は1994年のカズ以来となる。イタリア『ジャンルカディマルツィオ』は吉田の経歴や過去のコメントなどを紹介しつつ、「ミウラの町」で挑戦をスタートさせる新たな日本人選手になると述べている。

【了】

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