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欧州サッカー、冬の主要移籍まとめ(2)。南野拓実が世界王者の一員に! エリクセンはセリエA初上陸

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

デンマークの天才がついに移籍

クリスティアン・エリクセン
【写真:Getty Images】

MF:クリスティアン・エリクセン(デンマーク代表)
生年月日:1992年2月14日(27歳)
今季リーグ戦成績:20試合出場/2得点2アシスト(トッテナム)
移籍先:トッテナム→インテル(移籍金:約24億円)

 今冬の移籍市場における目玉であったクリスティアン・エリクセン。トッテナムとの契約が今季終了までとなっていた同選手はシーズン開幕前から移籍を希望しており、レアル・マドリーやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドへの加入が噂されていた。

 しかし、獲得を決めたのは意外なチームであった。先月28日、今季のセリエAでユベントスやラツィオとの激しい首位攻防戦を繰り広げているインテルが、同選手を完全移籍で獲得することを発表している。契約期間は2024年までの4年半。驚くべきはその移籍金で、なんとインテルは2000万ユーロ(約24億円)という金額で世界屈指のMFを手に入れたのだ。もちろん様々な条件が契約内容に含まれてはいるが、これまでの同選手のパフォーマンスを考えても、24億円という移籍金は安値と言えるだろう。

 組み立てから崩し、フィニッシュと、ありとあらゆる場面で存在感を発揮することができるエリクセン。その巧みなボールコントロールと繊細なタッチで違いを生みだし続けた選手であり、その才能の高さは誰もが認めている。リーグ優勝を狙うインテルにとっては、申し分ない補強になったと言えるだろう。

 エリクセンはすでにコッパ・イタリア1試合、セリエAで1試合に出場を果たしている。今後もアントニオ・コンテ監督の下で主力として起用されるのは明らかで、そのパフォーマンスには引き続き注目が集まる。MFステファノ・センシ、MF二コロ・バレッラ、MFマルセロ・ブロゾビッチらインテルの中盤にはタレントが揃うが、彼らとの連係も今後のチェックポイントだ。

【了】

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