デル・ピエロの後継者

FW：カルロス・テベス（アルゼンチン）
生年月日：1984年2月5日（36歳）
ユベントス在籍：2013年～2015年

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　ボカ・ジュニアーズでプロデビュー後、コリンチャンスやウェストハムでプレーしたアルゼンチン人FW。2007年からはアレックス・ファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドに加入しており、クリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーなどと共に強力な攻撃陣を牽引し、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ制覇の原動力となった。また、2008年にはクラブワールドカップ制覇も経験。ボカ在籍時にも同大会で優勝を果たしており、カルロス・テベスは欧州&南米代表としてクラブ世界一に輝いた史上初の選手となった。

　その後、テベスはマンチェスター・シティ移籍を経て2013年6月にユベントスへ加入。背番号は、アレッサンドロ・デル・ピエロが退団し空きとなっていた「10」に決まった。伝統ある番号を受け継いだテベスは、加入1年目でリーグ戦19得点、2年目には同20得点を記録するなど期待通りの活躍を見せる。チャンピオンズリーグでも奮闘し、2014/15シーズンは同大会の決勝進出になどに大きく貢献している。

ユベンティーノのアイドル

FW：アレッサンドロ・デル・ピエロ（イタリア）
生年月日：1974年11月9日（45歳）
ユベントス在籍：1993年～2012年

　ユベントスの「10番」と言えばやはりこの男だろう。イタリアサッカー界を代表するストライカーであるアレッサンドロ・デル・ピエロだ。身長は173cmと小柄だったものの、研ぎ澄まされた得点感覚を武器に幾度となくゴールネットを揺らし続けてきた選手であり、多くの記録と記憶を人々に残し続けてきた。ゴール左45度は「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれており、そこから放たれるシュートはまさに芸術そのものであった。

　パドヴァでプロデビューを果たしたデル・ピエロは1993年にユベントスに加入。当初は背番号10ではなかったが、ロベルト・バッジョが1995/96シーズンにミランへ去ったことにより、その年から栄光ある背番号を受け継ぐことになった。その後もユベントスのエースとして活躍したデル・ピエロは、2006年にカルチョ・スキャンダルが発覚し、チームがセリエBに降格しても白黒のユニフォームを脱ぐことはなくセリエA復帰に向け尽力。最終的に2012年まで同クラブでプレーし、ユベンティーノのハートをガッチリと掴み取った。なお、クラブ歴代最多得点記録の保持者でもある。