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セリエA 4年前

さすがの面々…! ユベントスで背番号10を背負った12人の選手。デル・ピエロ、バッジョ…受け継がれるレジェンドの系譜

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マラドーナと比較された名手

オレクサンドル・ザバロフ
【写真:Getty Images】

MF:オレクサンドル・ザバロフ(ウクライナ/旧ソ連代表)
生年月日:1961年4月26日(58歳)
ユベントス在籍:1988年~1990年


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 ウクライナのゾーリャ・ルハンシクでプロキャリアをスタートさせたオレクサンドル・ザバロフは、その後ロストフやディナモ・キエフ在籍を経て1988年にユベントスへ加入している。旧ソビエト連邦出身選手がビアンコネロの一員となるのは同選手が初めてだった。そして、偉大なレジェンドであるミッシェル・プラティニから「10番」を受け継いだ同選手は、新天地でも主力として活躍。1989/90シーズンにはコッパ・イタリア、UEFAカップ優勝に貢献している。

 ソ連代表としても活躍していたザバロフは、1986年と1990年にFIFAワールドカップに出場。1988年にはEURO(欧州選手権)にも出場を果たしており、ソ連代表の準優勝に貢献している。名手ディエゴ・マラドーナとも比較されていたというザバロフは、1998年に現役引退を決断。その後はFCアスタナの監督に就任するなど指導者の道を歩み、現在は古巣のディナモ・キエフでスカウトとして活躍している。

「将軍」

ミシェル・プラティニ
【写真:Getty Images】

MF:ミシェル・プラティニ(フランス)
生年月日:1955年6月21日(64歳)
ユベントス在籍:1982年~1987年

 アーセナルから引き抜いたリアム・ブレイディをわずか2年で放出したユベントスだったが、この男の存在がすぐにユベンティーノに希望をもたらした。MFミシェル・プラティニだ。足下のテクニックに優れ、視野の広さを生かした高質なキックなどで違いを生み続けた同選手は、1982年にユベントスに加入すると、新天地1年目でセリエA得点王を獲得。パオロ・ロッシら錚々たるメンバーが揃っていたユベントスの中でも、絶大な存在感を放った。

 その後も攻撃面で圧巻のパフォーマンスを見せたフランス人MFは、セリエA得点王に3季連続で輝いており、バロンドールも3年連続で受賞。セリエA、チャンピオンズカップ、トヨタカップを制すなど、タイトルを総なめにしている。その後、フランス代表でも活躍した同選手は、1987年にユベントスを退団。しかし、今なおビアンコネロの伝説的プレーヤーとして、多くの人々の記憶に残り続けている。

わずか2年間の在籍も…

リアム・ブレイディ
写真はウェストハム在籍時のもの【写真:Getty Images】

MF:リアム・ブレイディ(アイルランド)
生年月日:1956年2月13日(64歳)
ユベントス在籍:1980年~1982年

 17歳でアーセナルに入団し選手キャリアをスタートさせたリアム・ブレイディは、その卓越したパスセンスを武器にイングランドの名門で活躍。そして、そのプレーを高く評価したユベントスは、1980年に同選手を獲得することに成功している。イタリアの名門でもスタメンの座を掴むなど主力として活躍したブレイディは、1980/81シーズン、1981/82シーズンとクラブのスクデット獲得に貢献。能力の高さを示していた。

 しかし、1982年にユベントスはミシェル・プラティニの獲得を発表。外国人枠の問題もあり、ブレイディはクラブを離れざるを得なくなってしまった。その後、同選手はサンプドリア、インテル、アスコリ、ウェストハムへの在籍を経て1990年に現役を引退。ただ、ユベントス在籍はわずか2年間であったが、イタリアの地で残したインパクトが大きかったことは間違いない。

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