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ロナウジーニョなんて序の口。暴行、性犯罪、殺人…刑務所で服役経験を持つ5人のサッカー選手

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

約2年間服役も…逆転無罪でカムバック

チェド・エバンス
【写真:Getty Images】

チェド・エバンス(元ウェールズ代表)

生年月日:1988年12月28日(31歳)
現所属クラブ:フリートウッド・タウン(イングランド)

 マンチェスター・シティの下部組織出身でウェールズ代表としても将来を嘱望されていたチェド・エバンスのキャリアは、2012年4月に突如暗転する。その前年、北ウェールズのホテルで当時19歳の少女に暴行を加えた疑いで逮捕され、懲役5年の有罪判決を言い渡された。

 エバンスは少女と性的関係を持ったことは認めたが、強姦や暴行については一貫して容疑を否定し続けていた。約2年間にわたって服役して、刑期を半分以上残しながら2014年に釈放された後も性犯罪者としてのレッテルは剥がれず、現役復帰の道も絶たれたかに思われた。

 しかし、2016年10月に人生の歯車は再び回り出した。エバンスは自身にかけられた容疑が冤罪だったことが裁判で証明され、逆転での無罪判決を勝ち取ったのだ。直前の同年7月に当時リーグ1(3部相当)のチェスターフィールドと契約して現役復帰を果たしていた同選手は、幾多の困難を乗り越えてサッカー選手としての人生を取り戻した。

 昨季は古巣シェフィールド・ユナイテッドからの期限付き移籍でリーグ1のフリートウッド・タウンに在籍し、リーグ戦39試合に出場して17得点を記録。今季は完全移籍に以降して、28試合出場9得点という成績を残している。

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