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ロナウジーニョなんて序の口。暴行、性犯罪、殺人…刑務所で服役経験を持つ5人のサッカー選手

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

プレミア移籍も噂された元逸材

アレクサンドル・ココーリン
【写真:Getty Images】

アレクサンドル・ココーリン(元ロシア代表)

生年月日:1991年3月19日(29歳)
現所属クラブ:FCソチ(ロシア)

 2018年3月、ココーリンはロシア代表でチームメイトだったパヴェル・ママエフとともにモスクワの駐車場とカフェで暴行事件を起こした。駐車場ではテレビキャスターの女性に暴行を加え、カフェではロシア産業貿易省で働いていた韓国系の官僚デニス・パクさんを椅子で殴り人種差別的な暴言を浴びせるなどの凶行に及んだ。

 一連の行為は全て防犯カメラに捉えられており、ココーリンとママエフは逮捕。2019年5月に、2人とも禁錮17〜18ヶ月の実刑判決を受けた。その後、判決確定前の身柄拘束期間も刑期の一部として考慮され、同年9月に2人は11ヶ月の服役を経て仮釈放されている。

 ココーリンは古巣のゼニトとの契約を残していたが、セカンドチームでのプレーを拒否したため今年1月にFCソチに期限付き移籍。そして3月に再開したロシアプレミアリーグで4試合に出場し、3得点2アシストと逮捕前よりもハイペースでゴールを量産して完全復活をアピールしていた。かつてアーセナルなどへの移籍が噂された高い能力は健在のようだ。なお、ママエフはクラスノダールとの契約が解除になり、仮釈放後にロストフへ移籍して現役復帰を果たしている。

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