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モウリーニョ歴代フォーメーション。ポルト、チェルシー、インテル、レアル、マンU…スペシャルワンが作りし最強チームたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

インテル(08年夏~10年夏)

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09/10シーズンの基本フォーメーション

【獲得タイトル】
08/09シーズン:セリエA
09/10シーズン:UEFAチャンピオンズリーグ、セリエA、イタリアカップ

 チェルシー監督解任からおよそ1年の空白期間を経て、08年夏にインテルの監督に就任した。ロベルト・マンチーニが3連覇を達成したチームを引き継いだモウリーニョは、チェルシー時代に続いて初年度からリーグ優勝を達成。前政権からの連覇を4へ伸ばした。

 就任2年目の09年夏、インテルはズラタン・イブラヒモビッチとエルナン・クレスポの両エースを放出。イブラヒモビッチとトレードの形でサミュエル・エトーをバルセロナから獲得し、ルシオやウェスレイ・スナイデル、ジローナのチアゴ・モッタとディエゴ・ミリートを獲得する大型補強を敢行した。

 前年にベスト16止まりだったCLでは、初戦から3連続ドローとつまずいたが、グループステージをなんとか突破する。決勝トーナメントでは古巣チェルシー、CSKAモスクワを連勝で破り、バルセロナにも2戦合計スコアで上回って決勝に進出した。

 決勝の相手は、バルセロナ時代に仕えたファンハール率いるバイエルン・ミュンヘン。35分にスナイデルのパスを受けたミリートのゴールで先制すると、70分にはカウンターからミリートが再びゴールを決めてリードを広げる。これを守り切ったインテルが45シーズンぶりとなる欧州制覇を果たした。

 リーグ戦は終盤に入って混戦になったが、5連勝でフィニッシュして5連覇を決めた。イタリアカップも制し、イタリア史上初のトレブル(3冠)を達成。名声を高めたモウリーニョはインテルとの契約を残していたが、レアル・マドリードに引き抜かれる形でこのシーズン限りでミラノを去った。

●09/10シーズンの基本フォーメーション

▽GK
ジュリオ・セザール

▽DF
マイコン
ルシオ
サムエル
ハビエル・サネッティ

▽MF
デヤン・スタンコビッチ
ウェスレイ・スナイデル
エステバン・カンビアッソ

▽FW
サミュエル・エトー
ディエゴ・ミリート
ゴラン・パンデフ

【次ページ】レアル・マドリード

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