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モウリーニョ歴代フォーメーション。ポルト、チェルシー、インテル、レアル、マンU…スペシャルワンが作りし最強チームたち

「スペシャルワン」を自称するジョゼ・モウリーニョは、その名に違わぬ実績を各クラブで残してきた。今回、フットボールチャンネルでは、モウリーニョが監督として初めてタイトルを獲得したポルト時代から、現時点で最後にタイトルを獲ったマンチェスター・ユナイテッド時代までの戦績を、当時のフォーメーションとともに振り返っていく。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ポルト時代(02年1月~04年夏)

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03/04シーズンの基本フォーメーション

【獲得タイトル】
01/02シーズン:なし
02/03シーズン:UEFAカップ、ポルトガルリーグ、ポルトガルカップ
03/04シーズン:UEFAチャンピオンズリーグ、ポルトガルリーグ


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 ジョゼ・モウリーニョは、スポルティングやポルトなどでボビー・ロブソン監督のアシスタントコーチを務めていた。そして、ロブソンがバルセロナの監督を退任した後もクラブに残り、後任のルイス・ファンハールのアシスタントを務めた後、母国ポルトガルで監督キャリアをスタートさせている。

 ベンフィカ、ウニオン・レイリアで名を上げたモウリーニョは、かつてコーチを務めたポルトに帰ってきた。2002年1月に監督に就任すると、不調にあえぐチームの立て直しに成功。リーグ戦を3位で終えてUEFAカップ(現在のUEFAヨーロッパリーグ)出場権を獲得した。

 迎えた02/03シーズン、モウリーニョはポルトをUEFAカップ制覇へと導く。ホームで強さを発揮して、セルティックとの決勝に進出。セビージャで行われたファイナルは2度のリードを追いつかれたが、延長後半に3度目のリードを奪い3-2で勝利した。

 開幕から21戦無敗を記録したリーグ戦でも首位を走り、古巣ベンフィカに11ポイント差をつけて優勝を決めた。34試合で27勝を挙げ、喫した失点はわずか26だった。カップ戦でも決勝に駒を進めると、古巣レイリアを1-0で下して優勝。40歳の指揮官がクラブを3冠へと導いた。

 翌03/04シーズンはポルトガル王者としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に参戦。グループステージをレアル・マドリードに次ぐ2位で突破したポルトは、決勝ラウンドでマンチェスター・ユナイテッド、オリンピック・リヨン、デポルティーボ・ラコルーニャを撃破。ディディエ・デシャン率いるモナコを3-0で制し、17季ぶりのCL制覇を果たした。

 中盤がダイヤモンド型の4-4-2を採用するポルトは、組織的なサッカーを見せている。ベテランのジョルジュ・コスタと若手のリカルド・カルバーリョが最終ラインを守るディフェンスは堅守を誇った。トップ下のデコがゲームメイカーとして攻撃を司り、2トップにスルーパスを通し続けた。連覇を果たした03/04シーズン、ストライカーのマッカーシーはリーグ戦20得点をマークしている。

 モウリーニョは04年夏にチェルシーの監督に就任。ポルト在任はわずか2年半だったが、2シーズンで5つのタイトルをクラブにもたらした。

●03/04シーズンの基本フォーメーション

▽GK
ヴィトール・バイア

▽DF
パウロ・フェレイラ
リカルド・カルバーリョ
ジョルジュ・コスタ
ヌーノ・バレンテ

▽MF
マニシェ
コスティーニャ
ペドロ・メンデス
デコ

▽FW
ベニー・マッカーシー
デルレイ

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