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「現時点でリーグを止める理由はない」 ベラルーシリーグは開催続行主張

text by 編集部 photo by Getty Images

ベラルーシ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界中でサッカーを含むスポーツイベントが中止・延期される中、開催が続行されているベラルーシリーグ。現時点では今後もリーグ中止は全く考えていないようだ。

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 春秋制で行われるベラルーシリーグの2020シーズンは3月19日に開幕。すでに欧州の大半の国でリーグ戦や国際大会などの一時中止が決定された状況の中で、通常通り観客を入れて試合が開催されることに世界中から大きな注目が集まり始めた。

 ベラルーシもウイルス感染に無縁なわけではなく、3日時点では351人の感染者と4人の死亡者が確認されているという。国際プロサッカー選手会(FIFPro)は先日、ベラルーシリーグの開催に「理解できない」と異論を唱えていた。だがベラルーシサッカー協会のセルゲイ・ジャルデツキ事務局長は、今後もリーグ戦を続行する見通しだと『ESPN』に語っている。

「状況は日々確認している。我が国の健康管理システムを全面的に信頼しており、現時点ではリーグを止める理由は全くない」とジャルデツキ氏。「深刻な状況となっている国があることは理解しているが、ベラルーシ当局とも協議を行い、リーグ続行は可能だと考えている」と語った。

 全世界でもごくわずかな現在開催中のリーグのひとつとしてベラルーシリーグへの注目度は急激に高まり、多くの国の放送局と新たに放送契約を交わしたことも伝えられている。「人気が高まるのはベラルーシのサッカーにとって良いことだ」としながらも、「今は商業的な視点で考えるべき時ではないと思う」ともジャルデツキ氏は付け加えた。

 今週末にはリーグ第3節が組まれており、現地時間3日には2試合が開催された。4日と5日にもそれぞれ3試合の開催が予定されている。

【了】

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