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ドルトムント、ウイルス対策に本拠地提供。スタジアムの一部を医療センターに

text by 編集部 photo by Getty Images

ジグナル・イドゥナ・パルク
【写真:Getty Images】

 ドイツ1部のボルシア・ドルトムントは3日、本拠地スタジアムであるジグナル・イドゥナ・パルクの一部を新型コロナウイルス対策のための医療センターとしての利用に提供することを発表した。

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 ドイツでもウイルスの感染者や死亡者は増加が続いている状況であり、ブンデスリーガを含めた国内サッカーも中断中。試合が開催されないスタジアムを、地域の医療対応に役立てることが決定された。

 クラブの発表によれば、ジグナル・イドゥナ・パルクは現地時間4日から北側スタンドを医療センターとして開放し、ウイルス感染が疑われる症状が出た地域住民は自由に訪問して医師の診断を受けることができるという。その結果により通院治療や入院などの決定が下されることが想定されている。

「我々のスタジアムは町の象徴でもあり、ドルトムントと周辺地域の中心点でもある。技術、インフラ、スペース面の条件を考慮すれば、感染の可能性のある人々を助けるのに理想的な場所だ。そういった人々を助けることが我々の義務であり望みだ」とドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOはコメントしている。

 医師の説明によれば、ドルトムントの病院に設置されたコロナウイルス対応センターには訪問患者が殺到し、「キャパシティを早急に拡大する必要がある」状況だったという。患者がスペースの限られた個人医院で医者やスタッフと接触することによる感染拡大を阻止することも可能になると期待されている。

【了】

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