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英2部のCEOが自ら無給を決断! 英国でロックダウンの状態が続く間は給与100%カット

text by 編集部 photo by Getty Images

マーク・ジェンキンス
【写真:Getty Images】

 チャンピオンシップ(イングランド2部)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(WBA)が5日に声明を発表し、CEOを務めるマーク・ジェンキンス氏が英国でロックダウンの状態が続く間は無給で働くことを宣言した。

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 新型コロナウイルスの感染者数が増加している英国では、感染拡大を防ぐためにプレミアリーグが無期限延期となった。試合を開催できないため、収入減のクラブは経済的打撃を受けている。

 少しでも経済的なダメージを緩和するため、ニューカッスルはノンプレイングスタッフの一時解雇、トッテナムは550名のノンプレイングスタッフに給与20%カットを通達していた。従業員の給与の8割を保証するという英政府の制度を活用するためだ。現地時間3日にはプレミアリーグが全20クラブに対して、所属する全ての選手に30%の減給を求めることで合意したと伝えている。

 そんな中、WBAのジェンキンスCEOは「私たちが実際に理解しているのは、我々の事業がほぼ完全に止まっており、実質的に収入を得ていないこと。それでも、クラブのほとんど全ての通常の費用は依然として支払う必要がある。選手やスタッフの賃金など。それを念頭に置いて、私はこのロックダウンの期間中、給与を100%カットすることにした。上級の管理職のメンバーにも、報酬の大幅なカットを提案している」と語り、英国でロックダウンの状態が続く間は無給で働くことを明かした。

 続けて「私たちが誓うのは、影響を受けたスタッフが給与の減額に苦しむことのないようにすることだ。英政府のコロナウイルス雇用維持制度ではカバーされない20%の不足分をクラブが補う」とコメントしている。

【了】

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