フランスサッカー連盟（FFF）のノエル・ル・グラエ会長は、新型コロナウイルスの影響により中断されているシーズンを2つのカップ戦決勝で再開させる可能性を示唆した。仏紙『レキップ』などが伝えている。

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　フランスプロサッカー機構（LFP）では現地時間24日にビデオ会議を開催し、国内の公式戦再開に向けた見通しを協議。その後ル・グラエ会長はメディアに向け、クープ・ドゥ・フランス（フランス杯）決勝のパリ・サンジェルマン（PSG）対サンテティエンヌ戦を再開初戦とする案を明かした。

「6月13日土曜日または20日に、この試合で再開することになるかもしれない。プロサッカー界にもアマチュアサッカー界にも良いイメージを与えることになるだろう」と、カップ戦決勝というビッグマッチで再開を迎えることの意義を強調している。

　さらにその試合の3日後にクープ・ドゥ・ラ・リーグ（リーグ杯）決勝のPSG対リヨン戦を開催することもル・グラエ会長は示唆している。両試合は当然ながら無観客試合での開催となる。

　LFPは先日、今季のリーグ戦を7月25日までに終了することを目指し、そのために6月17日の再開が想定されるという見通しを発表していた。詳細な日程は今後欧州サッカー連盟（UEFA）や関連当局との間で調整を行っていくことが見込まれている。

【了】