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プレミアリーグ、中立地での再開には“降格なし”が必須? 公平性が問題に

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスによる中断からのリーグ戦再開を目指しているイングランド・プレミアリーグだが、今季の残り試合を中立地で開催する案に対しては一部クラブから反対の声も上がっている。

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 プレミアリーグでは現時点では6月12日頃の再開を目指して協議が進められている。だが再開後の試合は各チームのホームスタジアムではなく、8ヶ所から10ヶ所の中立地で開催されることになるとの見通しもある。

 ブライトンは公式声明の形で中立地開催案に反対を唱えた。「たとえ無観客だとしても、リーグ上位チームとの試合をホームの戦い慣れた雰囲気の中で行えない不利は明白」とポール・バーバーCEOはコメント。ウェスト・ハムも中立地開催に反対していると報じられている。

 プレミアリーグは中断前の時点で第29節までが行われており、各チームがホームで戦った試合は13試合から15試合とばらつきがある。またホームでの対戦をすでに終えた相手が上位チームなのか下位チームなのかなども含めて、残りの試合が中立地開催になればチームによって有利な部分や不利な部分が生じることが考えられる。

 ブライトンやウェスト・ハムも含め、接戦の残留争いを演じているチームにとっては特に、そのわずかな差がチームの運命を大きく左右することにもなりかねない。英『BBC』は、今季の降格チームを無しとする決定が下されればより多くのクラブが中立地開催に賛同することになるとの見通しも示している。

【了】

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