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世界最高の中盤は誰だ! セントラルMF能力値ランキング6位~10位。頼りになる“二人のリーダー”が登場!(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

10位:シャビの後継者

アルトゥール
アルトゥールの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:アルトゥール(ブラジル代表/バルセロナ)
生年月日:1996年8月12日(23歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
今季リーグ戦成績:16試合出場/3得点3アシスト


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 ブラジルの名門グレミオでプロデビューを果たした23歳のMFは、2017年に行われたコパ・リベルタドーレス優勝の立役者となるなど、母国で急激な成長を遂げた選手だ。その活躍が認められ2018年には強豪バルセロナへ加入しているが、小柄なブラジル人は「バルサ・スタイル」にもさっそくフィット。新天地1年目ながらチームのリーグ優勝に貢献するなど、バルセロナの“新たなピース”として印象的なパフォーマンスを披露している。

 そんなアルトゥールの最大の武器は「テクニック」の高さだ。複数人に囲まれてもボールを簡単に失わないキープ力があり、くるっと素早く回るターンなどで相手のプレスを無効化することを可能としている。背番号こそアンドレス・イニエスタから受け継いだものだが、ボールの運び方やコントロールの上手さなどはむしろシャビ・エルナンデスを彷彿とさせるものがあると言えるだろう。「テクニック」は数値が「89」と文句なしの高評価となった。

 そしてもちろん、「パス」のセンスも抜群だ。コパ・リベルタドーレス2017のクラブ・グアラニー戦では40本のパスを繰り出し成功率100%を叩き出しているなど、ショート、ロングパス問わず正確性は申し分ない。決してフィニッシュワークに長けているわけではないが、リズミカルなパス捌きが冴えるなどゲームメイカーとしては超一流と言えるだろう。バルセロナのスタイルにフィットできるのも納得がいく。

 また、身長は171cmと小柄なアルトゥールであるが、守備にも非常に献身的な姿勢を見せることができる選手で、激しい当たりでボールを刈り取ることも。「フィジカル」でも決して負けないのが、魅力的と言えるだろう。現在は移籍の噂も流れている同選手だが、攻守両面においてバルセロナにはまだまだ必要な選手であることに疑いの余地はない。

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