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世界最高の中盤は誰だ! セントラルMF能力値ランキング16位~20位。名門の新たな逸材、古巣に嫌われた男とは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:バレンシアの主将

ダニエル・パレホ
ダニエル・パレホの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ダニエル・パレホ(スペイン代表/バレンシア)
生年月日:1989年4月16日(31歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/8得点3アシスト


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 レアル・マドリーの下部組織出身であるスペイン代表MF。QPRやヘタフェへの在籍を経て2011年夏より所属しているバレンシアでは主将、そして背番号10を身に付けるなど不動の地位を築き上げており、サポーターからも絶大な人気を誇る存在である。これまでタイトルとは無縁だったことでも知られる同選手だが、昨季は悲願のコパ・デル・レイ制覇を経験。初タイトル獲得で自信が付いたのか、今季も高いパフォーマンスレベルを維持し続けている。

 そのダニエル・パレホは、まさに“中盤の支配者”である。視野の広さと抜群のキックスキルを兼ね備えており、最終ラインから「パス」を引き出しては自身が組み立ての中心となって攻撃のリズムを生み出す。常に冷静さを保っており、相手の嫌なスペースへ的確かつスピーディーな「パス」を送ることを可能としている。サイドチェンジの質なども極めて高く、「パス」は「90」という飛び抜けた数値を記録することとなった。

 また、パレホは守備面での貢献度もピカイチ。特にインターセプトが目立つなど読みの鋭さが抜群で、そのあたりに「IQ」の高さを感じることもできる。そして運動量も豊富で「フィジカル」も十分なものがあり、ピンチと見れば身体を投げ出してタックルを仕掛けるなど泥臭いプレーも厭わない。そのプレースタイルゆえカードを貰うことも少なくないが、チームのために汗をかき続けることができるのは、パレホの魅力と言えるだろう。

「スピード」や「空中戦」こそ凡庸で派手さという意味では物足りないスペイン代表戦士であるが、セントラルMFとしての完成度は比較的高いと言える。バレンシアにはまだまだ必要な存在となりそうだ。

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