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世界最高のボランチは誰だ! 守備的MF能力値ランキング11位~15位。注目を浴びる23歳の“ネクスト・ポグバ”とは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:チェルシーのパスマシーン

ジョルジーニョ
ジョルジーニョの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ジョルジーニョ(イタリア代表/チェルシー)
生年月日:1991年12月20日(28歳)
市場価格:5800万ユーロ(約69.6億円)
今季リーグ戦成績:26試合出場/4得点2アシスト


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 ブラジルとイタリアの二重国籍を持つジョルジーニョは、ユース時代も過ごしたエラス・ヴェローナで頭角を現し、注目を浴びるようになった。2014年1月に加入し、結果的に計4シーズン半を過ごしたナポリでも輝かしい活躍を見せた同選手は、2018年に恩師マウリツィオ・サッリ監督と共にチェルシーへ移籍。加入1年目ながらヨーロッパリーグ(EL)制覇の原動力となり、今季もフランク・ランパード監督の下で不動の存在として活躍するなど、異国の地で印象的なプレーを見せ続けている。

 そんなジョルジーニョ最大の武器は、サッリ監督も惚れ込んだ「パス」であることは間違いない。ナポリでもチェルシーでもこの男が攻撃の起点となっている通り、とにかく視野が広く、テンポの良い捌きでチームにリズムを植え付けることを持ち味としている。縦パスの質も極めて高く、ゴールに直結するようなスルーパスに攻撃パターンを大きく変えるサイドチェンジの正確性もワールドクラス。数値も「90」と当然ながら飛び抜けたものとなった。

 守備面では、読みの鋭さを活かしたインターセプトやポジショニングの良さ、攻守の切り替えの早さを活かして相手の攻撃を遅らせることが可能。圧倒的な「フィジカル」を誇っているわけではないが、クレバーな対応が光る存在と言えそうだ。そのため「IQ」も高評価となった。ただ、「守備力」全般が高いというわけではない。特に、フィジカルコンタクトが激しくなるペナルティエリア内などでのディフェンスに関しては、まだまだ改善していく必要がありそうだ。

「スピード」、「フィジカル」、「空中戦」など単純な身体能力の高さを必要とする項目では数値を落とし、平均値を大きく上げるには至らなかったジョルジーニョ。しかし、技術面に関してはやはりトップレベルにある選手ということを再認識できる結果にもなった。

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