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ポルトガル強豪ベンフィカ、チームバス襲撃で選手2人負傷。再開初戦直後に

text by 編集部 photo by Getty Images

ベンフィカ
【写真:Getty Images】

 ポルトガルの強豪ベンフィカのチームバスが試合後に襲撃を受けて選手2人が負傷し、さらに監督や選手たちの自宅にも落書きが行われるなどの被害が出た。クラブは実行犯を非難する声明を出している。

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 ポルトガルでは新型コロナウイルスの影響で中断されていたリーグ戦が3日から再開。首位ポルトが3日のファマリカン戦に敗れたことで、1ポイント差の2位ベンフィカは首位浮上のチャンスを迎えたが、4日に行われた試合では下位のトンデラと0-0の引き分け止まりだった。この結果ポルトとベンフィカは勝ち点60で並んでいる。

 おそらくはその結果に対して不満なサポーターグループにより、ベンフィカのチームバスは試合後に襲撃を受けた。MFユリアン・ヴァイグルとMFアンドリヤ・ジブコビッチの2人は割れたガラスで負傷し、病院で治療を受けることに。両選手はSNSを通して「大丈夫だ」と報告しながらも、軽傷で済んだことは「幸運だった」と述べている。

 さらに試合後の夜には、ブルーノ・ラージ監督や数人の選手たちの自宅も攻撃対象となり、外壁に誹謗中傷や脅迫の言葉が落書きされるなどの被害があったようだ。MFラファ・シルバ、DFアレックス・グリマルド、MFピッツィが被害を受けた。

 クラブは5日にルイス・フィリペ・ヴィエイラ会長による非難声明を公式ウェブサイトに掲載。「受け入れられない愚かな行為を強く非難する。当局による断固たる対処が必要だ」と同会長は述べ、実行犯の特定に協力する姿勢を示している。

【了】

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