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代表 4年前

スペイン代表、EUROメンバーを妄想! もし今年開催されていたら…連覇を知る大ベテランは大舞台で輝くか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

ロドリ(マンチェスター・シティ/今季成績:26試合3得点)
チアゴ・アルカンタラ(バイエルン・ミュンヘン/今季成績:24試合3得点)
ファビアン・ルイス(ナポリ/今季成績:22試合2得点)

 代表キャップ数116を誇るセルヒオ・ブスケツはまだ健在だが、EURO予選ではロドリと併用されている。バルセロナでペップ・グアルディオラ監督に寵愛されたブスケツと、グアルディオラに請われてマンチェスター・シティに移籍したロドリのどちらを選ぶかは非常に悩ましい。

 今季のブスケツは途中交代する試合も多く、そのプレーの評価は分かれるところ。しかし、指揮官がエルネスト・バルベルデからキケ・セティエンに代わり、ポゼッション色を強めたサッカーに転換すると、ブスケツは水を得た魚のように輝きを放っている。

 一方でプレミアリーグ挑戦1年目のロドリは、本領発揮といえるパフォーマンスを見せられていない。ただ、ブスケツにはないフィジカル面でのストロングポイントは魅力的。今後のスペイン代表を担う存在として、ブスケツが健在のうちに起用するという選択肢もあるだろう。

 インサイドハーフには各国リーグで活躍するプレーヤーが揃っている。昨シーズン加入したナポリで欧州デビューを果たしたファビアン・ルイスは、19年6月にスペイン代表デビューを飾った。以降は先発の機会を勝ち取り、11月のルーマニア戦では初ゴールも奪っている。189cmのフィジカルを活かしたプレーは、スペイン代表のMF陣の中でも違いを作れる存在になるだろう。

 インサイドハーフにはサウール・ニゲスやチアゴ・アルカンタラも控えている。コケは代表から1年以上遠ざかっており、セルジ・ロベルトはこのポジションでも起用することが可能だ。さらに、この豊富な人材が揃う中盤に、復活を果たしたベテランが名乗りを上げている。

 選手生命を脅かす脚の怪我を負ったサンティ・カソルラは昨季、トップチームデビューを飾ったビジャレアルに復帰した。昨季は公式戦46試合に出場して復活をアピールすると、6月には2年半ぶりにスペイン代表でもプレーしている。今季もここまで公式戦12ゴールと好調を維持する35歳は、大舞台で再び活躍してくれるはずだ。

 インサイドハーフの組み合わせを考えると、ボックストゥボックス型のルイスと、プレーメーカーのチアゴのコンビがいいだろうか。攻撃にアクセントをつけられるカソルラや、守備に長けるサウールは試合状況に応じて起用する方がいいだろう。

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