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代表 4年前

クロアチア代表、歴代ストライカーの系譜。独立からW杯準優勝へ…98年得点王に輝いた名手の現在は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯(2014)〜ロシアW杯(2018)

マリオ・マンジュキッチ
【写真:Getty Images】



マリオ・マンジュキッチ
生年月日:1986年5月21日
個人成績(2014):2試合出場/2得点0アシスト
個人成績(2018):6試合出場/3得点1アシスト

ディナモ・ザグレブ時代の2007年11月にクロアチア代表デビューを飾り、EURO2008終了後から常連となっていった。2018年のロシアワールドカップ終了後に代表引退を表明するまで通算89試合に出場し、シュケルに次ぐ歴代2位の33得点を挙げた。

自身初のワールドカップだった2014年のブラジル大会は、欧州予選プレーオフのアイスランド代表戦で退場処分を受けていたため、グループリーグ初戦出場停止になっていた。それでも世界デビューとなった第2戦のカメルーン代表戦で2得点を挙げて4-0大勝に貢献した。

2018年のロシア大会では、準決勝のイングランド代表戦で延長後半に劇的なゴールを奪い、クロアチア代表を史上初のワールドカップ決勝進出に導いた。その後の決勝では史上初のオウンゴール献上もあり、フランス代表に2-4で敗れて優勝は逃したものの、大会を通じて3得点。惜しみないハードワークで前線を走り回り、数字以上の大きな貢献を見せた。

2019/20シーズンはユベントスでマウリツィオ・サッリ監督の構想から外され、公式戦の出場がないまま半年過ごし、2019年12月にカタールのアル・ドゥハイルに新天地を求めた。ユベントス時代はサイドでも起用され、持ち前の献身性で新境地を開拓してベテランになってもプレーの幅を広げながら成長を続けている。

【了】

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