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前半一発退場の柴崎岳に現地メディアが軒並み最低評価。「理解に苦しむタックル」

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

柴崎岳
【写真:ムツ・カワモリ】

 セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第35節のエルチェ対デポルティボ戦が現地時間23日に行われ、アウェイのデポルティボが1-0の勝利を収めた。デポルティボの日本代表MF柴崎岳は先発で出場したが、前半32分に退場処分を受けた。

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 20日の前節ラージョ・バジェカーノ戦で出場なしとなっていた柴崎は先発に復帰。だが相手選手に対する足裏でのスライディングタックルが危険なプレーと見なされ、一発レッドカードを提示された。今季の退場は2月のレアル・サラゴサ戦に続いて2回目、一発レッドはキャリア初となった。

 チームは勝利を収めたとはいえ、柴崎に対しては多くのスペインメディアがチーム単独最低の評価をつけている。退場となるまでのプレーについては評価が分かれている部分もあるが、チームを苦境に追い込んだとする見方に変わりはない。

 地元紙『ラ・ボス・デ・ガリシア』ではチーム内で圧倒的最低点となる10点満点中「1」。「ほとんど消えていたが、最後は理解に苦しむタックルで試合を完全に変えてしまった」と評している。

『エル・デスマルケ』でも10点中「3」でチーム最低評価としている。「ボールを奪い返し、プレーに入っていた」と退場までの出来は評価しながらも、「あんな行為でチームを危険に晒す前に冷静になるべきだった。エルチェの攻撃を止める場面でもなく、危険なゾーンどころかまだ相手陣内だった。激しく行き過ぎた」と退場となったプレーを非難した。

 デポルティボ専門メディア『リアソール.org』でも10点中「1.2」と非常に低い評価をつけた。退場までは「デポルのプレーを最も生み出していた」としつつ、「タイミングの遅れた激しいタックルで妥当な退場を受け、60分間にわたってチームに重荷を背負わせた」と述べている。

【了】

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