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クロップ監督、最終節先発の南野拓実に賛辞。「望み通りのプレーをしてくれた」

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグの最終節となる第38節の試合が現地時間26日に行われ、リバプールはニューカッスルにアウェイで3-1の勝利を飾った。先発出場したリバプールの日本代表MF南野拓実のパフォーマンスに対してユルゲン・クロップ監督が賛辞を送っている。

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 1月に加入したリバプールで出場機会獲得に苦戦してきた南野だが、最終節ではリーグ戦2度目となる先発出場。64分に交代するまでプレーし、前半には強烈なシュートを相手GKの好守に阻まれるなどの好プレーもあった。

 得点やアシストを記録することはできなかったが、地元紙『リバプール・エコー』では「おそらくアンフィールドにやって来て以来最も印象的なパフォーマンス」と南野を称賛。試合後の指揮官のコメントも伝えている。

「こういうチームに新たに加入して、チーム力を向上させてくれるような選手を見つけるのは誰にでもできることではない。タキ(南野)はそのために完璧な意識を持っている。彼は大きな野心を抱いているはずだし、もっとプレーしたいと思っているだろう。だが彼には時間が必要だった」

 シーズン途中で加入し、プレシーズンの準備期間もなかった南野の状況は難しいものだったとクロップ監督は強調している。「(南野に)全く失望してはいない。このチームに入るのは大変なことだ。特に前線の選手たちは過去3年間一緒にプレーしてきた。タキにとっては時間がかかる」

「今日の彼のプレーは良かったと思う。ラインの間で本当に活発に動いていたし、我々の望んでいた通りのプレーをしてくれた。カウンタープレスのリズムを作ってくれた。良い部分がたくさんあった。ゴールはなかったが惜しい場面が2回あった。GKの素晴らしいセーブとDFのブロックに阻まれた」とクロップ監督は最終戦で見せた南野のプレーを振り返っている。

 南野はプレミアリーグで10試合に出場してイングランドでの初めてのシーズンを終了。プレシーズンから準備に参加できる来季は本格的な活躍を見せることが期待されそうだ。

【了】

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