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久保建英は「すでにビジャレアルの心を掴んだ」とスペイン紙。挨拶の“ある言葉”に注目

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 レアル・マドリードからビジャレアルへのレンタル決定が現地時間10日に正式発表された日本代表MF久保建英。スペイン紙『アス』電子版は、久保が移籍後の第一声となった自己紹介動画を締めくくった“ある言葉”に注目している。

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 ビジャレアルは久保の加入決定を発表するとともに、公式SNSやYouTubeチャンネルなどに久保からサポーターに向けたメッセージ動画も投稿。バルセロナ下部組織時代から培い、過去1年間にもたびたび披露してきた流暢なスペイン語にも改めて注目が集まった。

『アス』はその動画を紹介しつつ、久保は「すでにビジャレアルの心を掴んだ」とコメントを添えている。その理由は、久保が挨拶を締めくくった「グロゲッツ(groguets)」という言葉だ。

 ビジャレアルが本拠地を置くバレンシア州の公用語バレンシア語で「黄色」を意味するこの言葉は、ビジャレアルやそのサポーターの愛称。続けて久保は「エンダバン(endavant)」と、「前進」を意味するビジャレアルのスローガンも口にしている。

 カステジャーノ(スペイン語)だけでなく現地の人々が慣れ親しんだ呼称を用いることは、地域ごとの独立精神の強いスペインにおいてファンの心を掴む上で大きな効果があると考えられる。久保自身の考えによるものか、クラブが伝えたのかは分からないが、ビジャレアルでの第一歩は順調に踏み出すことができたと言えそうだ。

【了】

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