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アーセナル期待の新戦力5人。補強成功、アルテタ監督下で魅力的なチームへ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フランスの将来有望なDF

ウィリアム・サリバ
【写真:Getty Images】

DF:ウィリアム・サリバ(フランス/背番号4)
生年月日:2001年3月24日(19歳)
19/20シーズンリーグ戦成績:12試合出場0得点0アシスト(サンテティエンヌ)


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 昨年7月に2700万ポンド(約36億円)でアーセナルが獲得したフランスの若きDFだ。昨季はレンタルという形でサンテティエンヌ残留となっていたが、今季より正式にガナーズの一員に。プレシーズンマッチでは好パフォーマンスを披露しており、グーナーの期待感を高まらせた。ちなみにフランス国内では「ヴァランのような選手になれる」と、かなり評価が高いようだ。

 身長192cm・体重83kgと大柄なウィリアム・サリバは、強靭なフィジカルを活かした1対1で無類の強さを誇る。アジリティーも兼ね備えており、相手の変幻自在なドリブルにもしっかりと付いていける。それに加え読みの鋭さが光るなど、クレバーな面も。恵まれた体躯を活かした強さに頼り切らず、クリーンな守備もしっかりと披露できるのは、この男の大きな武器と言えるのかもしれない。

 ガブリエウ・マガリャンイス、ダビド・ルイス、ソクラティス・パパスタソプーロス、ロブ・ホールディングなど、現在のアーセナルはCBの人材がかなり多い。その中でサリバがいきなり出場機会を得るのは、簡単なことではないだろう。しかし、ミケル・アルテタ監督が評価する通り、ポテンシャルは十分。クラブは若き守備職人を大事に育てていく必要がある。

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『フットボール批評issue29』


定価:本体1500円+税

≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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