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セリエA 4年前

ミラン期待の新戦力5人。ピルロのようなMFにヴィエリのようなストライカー、そして3代目マルディーニも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

イタリアの地で覚醒を

ブラヒム・ディアス
【写真:Getty Images】

FW:ブラヒム・ディアス(スペイン/背番号21)
生年月日:1999年8月3日(21歳)
19/20リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト(レアル・マドリード)


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 マラガのカンテラでメキメキと成長を果たし、「マラガのメッシ」として国内の多数クラブから注目を浴びるようになった。そして2013年には、元マラガ指揮官のマヌエル・ペジェグリーニ監督率いるマンチェスター・シティへ移籍。16歳でトップチーム昇格を果たすなど、順調なキャリアを歩んでるかに思えた。

 しかし、その後はシティの分厚い選手層の壁に阻まれ出場機会は増えず。2019年1月には出番を求めレアル・マドリードに加入するものの、ここでもピッチに立つ機会は限定。1シーズン半の在籍でリーグ戦出場はわずか15試合に留まった。

 そんなブラヒム・ディアスにとって、ミランへの期限付き移籍は意味のあるものにしたいところだ。シティやマドリーでは選手層の壁にぶち当たったが、ミランはその2クラブほどポジション奪取のハードルが高くない。自身のさらなる成長を求める上で、若手の多いロッソネロは格好のクラブと言えるのではないか。

 過去に「マラガのメッシ」と称されたディアスの最大の武器はやはりドリブルだ。スピードを維持した状態でもコントロールがブレず、タイトなマークを受けてもひらりとかわす。また、多彩なパスを駆使したチャンスメークの質も高い。単独で攻撃に色を加えられるのは、この男の最大の武器と言えるだろう。

 個で仕掛けられる人材がやや少なかったミランにとって、ディアス加入による効果は決して小さくないだろう。セリエA第2節クロトーネ戦ではさっそくゴールも決めたが、ここからどれだけ継続して結果を残すことができるか。

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