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アーセナル新加入の19歳DF、古巣へのレンタルが合意も手続き間に合わず

text by 編集部 photo by Getty Images

ウィリアム・サリバ
【写真:Getty Images】

 フランス1部のサンテティエンヌは6日、アーセナルのU-20フランス代表DFウィリアム・サリバをレンタルで獲得することが合意に達していたが、現地時間5日の移籍ウインドウ終了までに手続きが間に合わなかったとして不満を表わす声明を出した。

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 現在19歳のサリバはサンテティエンヌの下部組織から2018年にトップチームにデビュー。2019年夏にはアーセナルが同選手との契約を交わした上で、レンタルの形でもう1年サンテティエンヌに残留させることになった。

 今年夏にはアーセナルに合流し、背番号「4」を与えられるなど期待されている様子がうかがえる。だがここまでコミュニティ・シールドとカラバオカップ(リーグ杯)1試合にベンチ入りしたのみで出場はなく、プレミアリーグではベンチ入りもしていない。

 サンテティエンヌは、再びレンタルの形でそのサリバを復帰させようとしていたようだ。だがイングランド側の手続きの問題により、5日までに加入が完了しなかったと明かしている。

「移籍市場終了のかなり前に合意に達し、アーセナルからの1年間レンタルの提示を受け入れていた。だが残念ながらイングランドで全ての手続きが完了しなかった。サンテティエンヌとしても、復帰に意欲的だったサリバ本人としても非常に残念な思いだ」と同クラブは述べている。

 サリバのレンタルをめぐってアーセナルとサンテティエンヌの間に問題が生じたのは今回が初めてではない。サンテティエンヌは新型コロナウイルスの影響で8月に延期された昨季のクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝にサリバを出場させるためレンタルの延長を望んでいたが合意に至らず、両クラブが公式声明で意見を衝突させていた。

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