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エジルが“マスコットキャラクター”の窮地を救う! 給与全額支払いを自ら申し出

text by 編集部 photo by Getty Images

メスト・エジル
【写真:Getty Images】

 アーセナルに所属する31歳の元ドイツ代表MFメスト・エジルが、同クラブのマスコットキャラクター(ガンナーザウルス)の給与支払いを自ら申し出た。6日に英メディア『BBC』が報じている。

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 同メディアによると、エジルがマスコットキャラクターを演じるジェリー・クィ氏の給与全額支払いを行うとのこと。マスコットキャラクターの解雇は、新型コロナウイルスによってクラブが経済的打撃を受けた影響だとされている。また、無観客試合が続いたことも理由の一つだ。

 恐竜にふんしたガンナーザウルスは1993年に誕生し、約27年間にわたってアーセナルのファンなどを楽しませてきた。しかし、解雇されたとの一報が現地時間5日に飛び込んできた。その一報を受けてエジルは「僕たちの有名で忠実なマスコットであり、クラブの不可欠な部分であるジェリー・クィ氏が27年間務めてきた末に解雇されるのは、とれも悲しいことだった。そのため、僕がアーセナルの選手である限り、僕はアーセナルに対して僕たちの大きな緑の男の給料全額を支払うことを申し出る。そうすればジェリー氏は、彼が大好きな仕事を続けることが出来る」と、語っている。

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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

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【了】

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