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ウルブスの“重戦車FW”、スペイン代表でのプレーが確定。公式戦出場でマリ代表は消滅

text by 編集部 photo by Getty Images

アダマ・トラオレ
【写真:Getty Images】

 ウォルバーハンプトンに所属するFWアダマ・トラオレは、現地時間10日に行われたUEFAネーションズリーグのスペイン代表対スイス代表戦に出場し、スペイン代表での公式戦デビューを飾った。これにより、今後もスペイン代表でのみプレーできることが確定した。

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 スペイン生まれだがマリにルーツを持つトラオレには、マリ代表でプレーできる資格もあった。本人も過去にはスペインとマリのどちらでプレーするのか決めかねている様子を見せ、今回のインターナショナルウインドウではスペインだけでなくマリサッカー連盟もトラオレを招集メンバーに含めていた。

 だがトラオレはスペイン代表に合流し、7日に行われたポルトガル代表との国際親善試合に交代出場して代表デビュー。それだけではまだ今後の代表チーム変更の可能性が消えたわけではなかったが、公式戦であるネーションズリーグにも出場したことで変更は不可能となった。

 国際サッカー連盟(FIFA)のレギュレーションにより、ある代表チームで公式戦に出場した選手は他の代表チームへの変更が不可となる。今年夏に行われたルール変更により、ワールドカップや大陸選手権の本大会以外であれば3試合まで出場しても代表チーム変更可能となったが、それも21歳未満での出場に限られるためすでに24歳のトラオレには該当しない。

 トラオレはU-21など年代別の代表チームでもスペインでプレーを続けてきた。A代表にも昨年11月、今年9月と招集されたが、負傷および新型コロナウイルスの影響によりこれまでデビューがお預けとなっていた。

【了】

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