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ビジャレアル監督、久保建英のレンタル打ち切り否定「今季末まで契約している」 ELでは起用示唆

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は、同クラブ所属の日本代表MF久保建英を我慢強く見守ることを改めて求めている。スペイン『コペ』が19日付で同監督のインタビューを伝えた。

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 レアル・マドリードからのレンタルで今季加入したビジャレアルでは、リーガエスパニョーラ開幕から先発での出場がない久保。17日に行われたバレンシアとのダービーマッチでも交代出場となり、決勝ゴールに繋がるヒールパスも出したが、終了間際にはイエローカード2枚を受けて退場処分となった。

 その久保を“冷遇”しているとも言われるエメリ監督だが、「久保には非常に満足している」とコメント。現在は「適応の過程」にあるとして本人にも周囲にも我慢を求め、成長への道を着実に進んでいくことを求めている。

「久保と話をした時に、お互いに助け合うことが必要だと話した。久保は我々の成長と、我々の求めるパフォーマンスの達成を助ける。我々はクラブとして彼が成長し、もう一歩前進するのを助ける。だがそれはチームの中でのことだ。22人か24人の選手がいるチームの中でのことであり、全員が私にとっては同じだ」とエメリ監督は語った。

 久保が出場機会を得られない状況が続けば、1月の移籍市場でマドリーがビジャレアルへのレンタルを打ち切る可能性があるのではないかとの憶測もある。だがエメリ監督は「知らない。彼は1年間の契約を結んでいる」と述べ、基本的にはレンタル先の変更はないとの見方を示した。

 退場処分によりリーガ次節は出場停止となることが見込まれる久保だが、22日に行われるヨーロッパリーグ(EL)初戦のシヴァススポル戦に出場することは可能。「木曜日のELは良い機会だ。もちろん勝つためのパフォーマンスを求めた上で、出場機会の少ない選手がプレー時間を得られるかもしれない」とエメリ監督は、久保を含めてリーグ戦で先発していない選手たちの起用を示唆している。

【了】

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