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ナポリの0-3不戦敗控訴は裁判所に棄却される。勝ち点1剥奪などの決定は覆らず

text by 編集部 photo by Getty Images

ナポリ
【写真:Getty Images】

 イタリアサッカー連盟が10日、ナポリがユベントス戦の0-3不戦敗扱いの撤回を求めて上訴していた問題について、国立スポーツ裁判所がナポリの訴えを棄却したと発表。

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 事の発端はユベントス対ナポリの試合が行われる前、ナポリで新型コロナウイルスの陽性者が確認されたことにある。ユベントスとナポリの両クラブに新型コロナウイルスの陽性者がいたものの、中止に値する人数を満たさないことから、ユベントスはナポリとの試合を予定通りに行うことを公式声明の形で主張。リーグ側も「ユベントス対ナポリの試合は明日(4日)20時45分より予定通りに開催する」との声明を出していた。

 ナポリもそれに従い、現地時間10月3日の夜にトリノへ向かうことを予定していたが、プロトコルに違反したことで現地保健当局の指示により足止めされた。その結果、試合当日にトリノ入りすることが出来ず、現地時間10月4日に行われる予定だったセリエA第3節のユベントス対ナポリの試合が中止になっている。

 不可抗力による試合中止だったとナポリ側は主張したものの、リーグ側がその主張を拒否。セリエAの懲戒委員会が現地時間10月14日にナポリの0-3不戦敗扱いにすることを決定した。それでも納得のいかないナポリが裁判所に提訴していた。イタリアサッカー連盟によると、ナポリ側に落ち度があったとして、裁判所がナポリの訴えを退けたという。そして、ユベントス戦の0-3不戦敗扱いおよび勝ち点1剥奪が認められたという。

【了】

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