メキシコ代表って誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? W杯7大会連続16強、超強力3トップが前線に君臨

メキシコ代表はワールドカップで7大会連続で決勝トーナメントに進出している、中米No.1の実力国だ。欧州トップリーグで活躍する選手と、充実した国内リーグでプレーする選手がミックスされ、非常に強力なチームが出来上がっている。そこで今回は、現地17日には日本代表と国際親善試合で対戦するメキシコ代表の現在の主力メンバーをポジションごとに紹介していく(成績は2020年11月16日時点)。

2020年11月17日(Tue)6時10分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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目次

⚫︎GK
⚫︎DF
⚫︎MF
⚫︎FW
⚫︎フォーメーション

GK

ギジェルモ・オチョア
【写真:Getty Images】

ギジェルモ・オチョア(クラブ・アメリカ/メキシコ1部)
生年月日:1985年6月13日(35歳)
メキシコ代表成績:109試合出場/116失点


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 メキシコ代表のGKといえば、アフロヘアーのオチョアをイメージするサッカーファンは多いだろう。長くプレーした欧州を離れて国内リーグに復帰した現在も代表の常連ではあるが、以前ほど絶対的な立場ではなくなった。

 直近の韓国代表戦ではモンテレイでプレーするウーゴ・ロドリゲスが起用され、10月のオランダ代表戦は大ベテラン38歳のアルフレド・タラベラ、同月のアルジェリア代表戦も33歳のロドルフォ・コタがチャンスを得ていた。GK陣が全体的に高齢化傾向にあるのは気がかりとはいえ、若手の急速な台頭がない限りは大舞台にめっぽう強いオチョアにもまだまだ活躍の場はありそうだ。

DF

ルイス・ロドリゲス
【写真:Getty Images】

ルイス・ロドリゲス(UANLティグレス/メキシコ1部)
生年月日:1991年1月21日(29歳)
メキシコ代表成績:21試合出場/1得点0アシスト

 絶対的な選手がおらず、おそらくメキシコ代表で最も流動的なポジションが右サイドバックだ。最近はルイス・ロドリゲスの出場機会が多めだが、他にも若いホルヘ・サンチェスやアラン・モゾ、左右両サイドに対応できるベテランのミゲル・ラユンなどもチャンスをもらっており、本命不在の状況が続いている。

 彼ら全員が国内組という事実は、メキシコリーグの充実ぶりを物語っている。ルイス・ロドリゲスもモンテレイやサン・ルイス、チアパスと渡り歩いて現所属のUANLティグレスで花開いた。90分間、運動量を落とさず無尽蔵のスタミナで走りきるタフネスの持ち主だ。

ネストル・アラウホ
【写真:Getty Images】

ネストル・アラウホ(セルタ/スペイン1部)
生年月日:1991年8月29日(29歳)
メキシコ代表成績:40試合出場/3得点0アシスト

 ロンドン五輪金メダルメンバーの1人で、A代表における経験も豊富だが、不思議とワールドカップに縁がない。対人と空中戦に強く、相手の攻撃をシンプルに弾き返す純粋なストッパータイプのセンターバックだ。

 メキシコ代表ではカルロス・サルセドやセサル・モンチスといった国内組の選手たちとポジションを争う。スピードや俊敏性に欠け、やや小回りが利かない弱点をカバーしてくれる相方とコンビを組めば頼もしい能力を発揮してくれる。

エクトル・モレノ
【写真:Getty Images】

エクトル・モレノ(アル・ガラファ/カタール1部)
生年月日:1988年1月17日(32歳)
メキシコ代表成績:107試合出場/4得点3アシスト

 2008年1月にオランダのAZアルクマールに移籍して欧州上陸を果たすと、エスパニョール、PSVアイントホーフェン、ローマ、レアル・ソシエダとトップリーグの強豪クラブを渡り歩いてきた。昨夏からはカタールに活躍の場を移しているが、メキシコ代表では実力と実績の両面で右に出る者はいない。

 左利きのセンターバックという点でも希少価値は高く、左足から繰り出す精度の高いフィードが最大の持ち味だ。肉弾戦よりもカバーリングやリーダーシップなどに優れ、クレバーなプレーで最終ラインを支える。メキシコ代表としてワールドカップ3大会に出場した経験もあり、キャプテンマークを巻くことも。

ヘスス・ガジャルド
【写真:Getty Images】

ヘスス・ガジャルド(モンテレイ/メキシコ1部)
生年月日:1994年8月15日(26歳)
メキシコ代表成績:48試合出場/0得点4アシスト

 左サイドバックが本職ながら、左サイドの全ポジションに対応できるユーティリティプレーヤー。時には中盤も務めることがあり、サイドバックらしいスピードやスタミナと、セントラルMFとしての展開力を併せ持つ。

 クラブレベルでは育成年代の頃から一貫してメキシコ国内でプレーし続けてきた選手でもある。UNAMプーマスでのプロデビューからほとんど大きな怪我もなくコンスタントに出場を重ね、現在はクラブワールドカップの常連としても知られるモンテレイの一員。

MF

エドソン・アルバレス
【写真:Getty Images】

エドソン・アルバレス(アヤックス/オランダ1部)
生年月日:1997年10月24日(23歳)
メキシコ代表成績:33試合出場/2得点0アシスト

 メキシコの東京五輪世代でも中心を担う有望株で、アヤックスでも主力としてプレーしている。同じオランダのズウォレに所属する日本代表MF中山雄太も、彼のことは意識しているという。アイドルはメキシコのレジェンド、ラファエル・マルケスだと公言している。

 アヤックス加入時はユベントスへ移籍したマタイス・デ・リフトの後釜と見られていたが、実際は憧れのマルケスに似たマルチプレーヤーだった。無駄のないシンプルなプレーでボールを前進させるだけでなく、187cmの大柄な体格も生かしてセンターバックを務めることも。時には左サイドバックも任される身体能力の高さと、確かな基礎技術に裏打ちされた安定感が魅力だ。

エクトル・エレーラ
【写真:Getty Images】

エクトル・エレーラ(アトレティコ・マドリード/スペイン1部)
生年月日:1990年4月19日(30歳)
メキシコ代表成績:76試合出場/6得点11アシスト

 バイタリティあふれるプレーでクラブでも代表でも常にレギュラーを張ってきた、ロンドン五輪金メダル世代のセントラルMF。しかし、昨夏のアトレティコ移籍でつまづき、トップレベルでは攻撃面での貢献不足が明らかに。

 豊富な運動量で様々な局面に絡み、積極的に前線にも顔を出すプレースタイルだが、アトレティコではディエゴ・シメオネ監督の信頼を掴みきれていない。メキシコ代表ではいまだ不動の存在だが、今回の代表活動はチームに帯同こそしているものの、コンディション不良に見舞われて日本代表戦は欠場する予定となっている。

ジョナタン・ドス・サントス
【写真:Getty Images】

ジョナタン・ドス・サントス(LAギャラクシー/北米MLS)
生年月日:1990年4月26日(30歳)
メキシコ代表成績:49試合出場/3得点4アシスト

 ドス・サントス兄弟の弟も、ついに30歳の大台に乗ってしまった。かつてバルセロナで将来を嘱望された逸材は、なかなか殻を突き破れず。アメリカが安住の地となりつつある。メキシコ代表では主力だが絶対的というわけでもなく、より若い選手たちとポジションを争う立場だ。A代表通算163試合出場という偉大な記録を持つ大ベテランのアンドレス・グアルダードも、コンディションさえ万全であれば貴重な主力級の戦力だ。

 30歳を迎えた際に応じた『GQ』誌のインタビューでは、理想のセカンドキャリアを歩んでいる人物としてデイビッド・ベッカムと中田英寿の名前を挙げた。現役引退後は「サッカーには関わらない」で生計を立てていくことが理想のよう。なお、エレーラと同じくコンディション不良により日本代表戦は欠場の見込み。

FW

ヘスス・コロナ
【写真:Getty Images】

ヘスス・コロナ(ポルト/ポルトガル1部)
生年月日:1993年1月6日(27歳)
メキシコ代表成績:45試合出場/8得点6アシスト

 若い頃は超絶技巧で相手を手玉に取るドリブラーでプレーの波も大きかったが、近年は武器であるドリブルをよりチームのために効果的に使えるようになり、タフさと継続性も身につけた。その証拠に近年はウィングのみならず、ウィングバックやサイドバックとして起用されても高いパフォーマンスを披露している。

 ポルトでは日本代表FW中島翔哉と同僚で、昨季はリーグ年間最優秀選手に輝く獅子奮迅の活躍で優勝に大きく貢献した。ビッグクラブから引く手数多だが、この夏は残留。今が選手として最も脂の乗っている状態で、ピッチに立てばどのポジションでも大きな違いを生み出す。しかし、直近の韓国代表戦で交代時に足を気にする素振りを見せていて、地元メディアも日本代表戦欠場を予想している。

イルビング・ロサーノ
【写真:Getty Images】

イルビング・ロサーノ(ナポリ/イタリア1部)
生年月日:1995年7月30日(25歳)
メキシコ代表成績:40試合出場/10得点7アシスト

 爆発的なスピードと得点力が武器のウィンガーだ。メキシコ代表で決めた10個のゴールのうち1つは、ロシアワールドカップで前大会王者ドイツ代表を沈めた決勝点だった。そして、同大会でのプレーがキャリアを大きく切り開いた。

 昨夏、ナポリに移籍するとセリエAで初めてゴールを記録したメキシコ人選手に。ただ、カルロ・アンチェロッティ前監督たっての希望で、大金が投じられたにもかかわらず、現時点でその高額な移籍金に見合った活躍を披露できているとは言い難い。それでも一流の実力に疑いはなく、日本にとっても脅威となる危険なアタッカーだ。

ラウール・ヒメネス
【写真:Getty Images】

ラウール・ヒメネス(ウォルバーハンプトン/イングランド1部)
生年月日:1991年5月5日(29歳)
メキシコ代表成績:85試合出場/26得点14アシスト

 欧州移籍後はアトレティコやベンフィカでくすぶっていたが、ウォルバーハンプトン移籍で大ブレイクを果たした。昨季はプレミアリーグで17得点を挙げてクラブの年間最優秀選手にも選ばれている。もちろんメキシコ代表でも不動のエースだ。

 前線で起点となるだけでなく、中盤に降りてきて組み立てにも参加し、ゴール前では巧みにマークを外して抜群の決定力を発揮する。大柄ながら機動力に優れ、単なるフィニッシャーにとどまらないオールラウンドな能力を備えているからこそ、得点だけでなくアシストも多く記録しているのである。

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