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絶体絶命の正面衝突…。“EL番長”セビージャが自作自演の大慌て

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

 UEFAの公式SNSが、“ヨーロッパリーグ番長”の「鉄壁守備(?)」を紹介した。

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 ヨーロッパリーグ(EL)で圧倒的な強さを誇るセビージャだが、常に順風満帆だったわけではない。運に助けられたこともある。

 その一つが、2018/19シーズンのグループステージ、対スタンダール戦の一幕だ。

 敵地で先制を許したセビージャは1点を追う展開。自陣の広大なスペースに大きく弾んだボールは、普通なら難なく処理できるものだった。

 しかし、前に出たGKトマーシュ・ヴァツリークとDFシモン・ケアーは微妙な距離感…。ヴァツリークはボレーでクリアするつもりだったように見えるが、浮き球を見上げながら戻るケアーは守護神を足を止めたように見えたのかもしれない。一度緩めたスピードを再加速。頭でボールを触ると同時にGKと正面衝突した。

 ボールはゴールの方向へ転々。しかしヴァツリークが間一髪で間に合う。このこぼれ球で再びピンチが続くも相手のシュートはクロスバー。地面に叩きつけられたボールはラインを越えず、セビージャは失点せずに済んでいる。

 セビージャはミスから失点をしかけたが、ボールはゴールに入りたがらなかった。“EL番長”の勝負強さに疑いの余地はないが、技術や精神を超えたなにかも味方についているのかもしれない。

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