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イタリアの英雄パオロ・ロッシ氏が64歳で死去。1982年W杯で得点王・優勝

text by 編集部 photo by Getty Images

パオロ・ロッシ
【写真:Getty Images】

 元イタリア代表FWのパオロ・ロッシ氏が64歳で死去したようだ。イタリア『RAI』のジャーナリストであるエンリコ・ヴァッリアーレ氏が公式ツイッターアカウントで明らかにし、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙など多くのイタリアメディアも伝えている。

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「非常に悲しい知らせ。パオロ・ロッシが我々のもとを去った。近年はRAIでの素晴らしい仕事仲間でもあった」とヴァッリアーレ氏は現地時間10日未明にツイート。1956年生まれのロッシ氏は64歳だった。

 ロッシ氏は現役時代にストライカーとして活躍し、ヴィチェンツァやペルージャ、ユベントス、ミランなどでプレー。1977/78シーズンにはヴィチェンツァでセリエA得点王に輝き、ユベントスでは2度のリーグ優勝などに貢献した。

 同氏の最大の業績として語り継がれているのはFIFAワールドカップでの活躍。1978年アルゼンチン大会で3得点を挙げてイタリア代表の準決勝進出に貢献したのに続いて、1982年スペイン大会ではブラジル代表戦でハットトリックを達成するなど計6ゴールで得点王に輝き、イタリアを44年ぶりのワールドカップ優勝に導いた。この年のバロンドールも受賞している。

 サッカー界では1986年ワールドカップ優勝の立役者となったアルゼンチンのディエゴ・マラドーナ氏も先月下旬に60歳で死去。ワールドカップの英雄が立て続けにこの世を去ることになった。

【了】

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