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長谷部誠、今季での引退は明言せず「契約延長するかも。他国もあり得る」

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部誠
【写真:Getty Images】

 ドイツ1部のフランクフルトに所属する長谷部誠は、今季限りでの現役引退をまだ決めてはいないことを改めて主張した。独紙『ビルト』のインタビューに語ったとして同国複数メディアが伝えている。

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 現在のフランクフルトとの契約は今季末で満了し、すでに引退後のアンバサダー就任の契約も交わしている長谷部。その引退がいつになるかは明確にされていなかったが、アディ・ヒュッター監督は先週末の試合後の会見で長谷部について「夏にはほぼ確実に選手キャリアを終えることになるだろう」とコメントしていた。

 だが長谷部は改めて引退の決断は下していないことを説明。「将来的に監督をやりたいというのはこれまでにも言っていましたが、まだ何も決まってはいません。ドルトムントとの試合後には『長谷部は夏にキャリアを終える』と新聞に書かれていましたが、まだ決めてはいません」と語っている。

 ブンデスリーガでの最近3試合に出場していないことについて、ヒュッター監督は長谷部の引退後を見据えて若い選手を起用していると説明していた。「出場していないのはパフォーマンスのせいではないと監督は言っています。もっと若い選手を使いたいと」と長谷部は指揮官の考えに理解を示しつつ、「常に準備はしています」と出場に備える姿勢を示した。

 今季で満了となる契約については「春にまた延長するかもしれませんし、終わりにするかもしれません」と見通しは明確にせず。「プレーすること自体はやめないと思います。70歳や80歳になっても、もちろんプロではないですがまだプレーしているかもしれない。その前に、たとえば他国もあり得るかもしれません」とドイツ以外でプレーする可能性も示唆している。

 ヒュッター監督も、必ずしも長谷部の引退を断言したわけではないと説明した。「解釈の余地が大きすぎる言い方だった。彼がいつキャリアを終えるのか、私が決めるつもりはまったくない。あくまで彼次第だ」と地元メディア『ヘッセンシャウ』が同監督のコメントを伝えている。

【了】

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