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久保建英 3年前

久保建英、ヘタフェで待つ新たな11人の仲間。ラ・リーガで最も厄介なチーム? とにかく走りまくる男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ダミアン・スアレス
【写真:Getty Images】

ダミアン・スアレス(ウルグアイ/背番号22)
生年月日:1988年4月27日(32歳)
身長・体重/172cm・61kg
今季リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト

 年代別ウルグアイ代表としてU-17世界選手権やU-20ワールドカップ出場の経験を持つベテランだ。母国のデフェンソール・スポルティングからスペインへとやって来たのは2011年のことで、その4年後に活躍の場をヘタフェに移している。ちなみに弟のマティアスはモンペリエに所属している。

 32歳となっても血気盛んなウルグアイ人は、とにかく熱いプレーでチーム全体を鼓舞する。身長172cmと小柄だがタイトなマンマークで敵を無力化することを可能とし、攻撃面では精度の高いアーリークロスで貢献。在籍6年目で経験値も十分と、チームには欠かせない貴重な戦力だ。

エリック・カバコ
【写真:Getty Images】

エリック・カバコ(ウルグアイ/背番号3)
生年月日:1995年4月19日(25歳)
身長・体重/185cm・84kg
今季リーグ戦成績:12試合出場/0得点0アシスト

 ウルグアイ人らしい気性の激しさを相手FWにぶつけ無力化する、対人能力に長けたセンターバックだ。レバンテから途中加入した昨季はほとんど出場機会がなかったが、今季はベテランのシャビエル・エチェイタらを抑え、最終ラインにおけるファーストチョイスとして奮闘している。

 今季の第9節ビジャレアル戦で32分という早い時間に交代を命じられた25歳は、指揮官を睨みつけ、ボールを蹴るなど激怒。この姿は日本でも話題となった。その後、同選手はホセ・ボルダラス監督やチームメイト、サポーターに謝罪。「前に進まなければならない」と心を入れ替えている。

ダコナム・ジェネ
【写真:Getty Images】

ダコナム・ジェネ(トーゴ代表/背番号2)
生年月日:1991年12月31日(29歳)
身長・体重/187cm・72kg
今季リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト

 アルコルコンやシント=トロイデン在籍を経てヘタフェにやって来たのは2017年のことで、加入1年目からレギュラーとしてプレーするなど一気に評価を高めた。現在はキャプテンも担うなど絶対的な存在となっており、アーセナルを筆頭に多くのクラブから注目を集めている。

 足下のテクニックは凡庸だが、フィジカルの強さは圧倒的で、冷静な判断力や簡単に突破を許さない粘り強さも光るなどディフェンス能力は抜群。まさに、堅守ヘタフェを代表する選手だと言えるだろう。頼れる背番号2は、今後も他のクラブにとって悩みの種となり続けるはずだ。

マティアス・オリベラ
【写真:Getty Images】

マティアス・オリベラ(ウルグアイ/背番号17)
生年月日:1997年10月31日(23歳)
身長・体重/184cm・78kg
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点0アシスト

 夏にはアトレティコ・マドリード移籍が間近とも言われたウルグアイ人サイドバックだ。昨季は怪我でスタートダッシュに失敗したものの、最終的にはキャリアハイとなるリーグ戦24試合に出場するなど自身の価値を証明。迎えた今季も左サイドのファーストチョイスとしてプレーしている。

 メキメキと力をつけ続けている23歳は、パワフルなオーバーラップとダイナミックなドリブルが持ち味。ここ最近は守備面でもフィジカルの強さを上手く使いこなすようになってきた。一方でパスやクロスの質には改善の余地あり。このあたりは今後の更なる成長に期待したいところだ。

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